ちゃぶ台』創刊号が、毎日新聞「MAGAZINE」欄で紹介されました(2016/7/10)。

 

とても嬉しい記事でしたので、引用させていただきます。

 

「志ある小さな出版社、ミシマ社が初めてつくった雑誌。テーマは「移住」と「就活」。次号は十月刊行の予定。

武道家で哲人の内田樹はじめ、屠畜紀行で著名な内澤旬子氏、『ナチスのキッチン』で話題を呼んだ藤原辰史氏、「菌本位制」でパンをつくる渡邉格氏など、多分野の人が発言する。(略)

自由な知と個性が、既成の圧力をはねのける。刺激的。視界が広くなる。」

 

mainichichabu

 

 

 

 

 

こんにちは。ミシマ社の三島です。

昨日、ツイートでお知らせしました通り、このたび自由が丘オフィスで、アルバイトの方を一名募集いたします。

現在、自由が丘オフィスでは、常勤4名を中心に、ときどきお手伝いに来てくださる方々に助けられながら運営しています。
今回は、主に「営業および営業事務のアシスタント業務」を担っていただける方を募集します。
具体的には、日々の発注書作成、書籍の発送作業、電話応対などです。
経験、未経験は問いません。
編集や外回りの営業が、目に見える華々しさをもつように思われるとしたら(実際にはほとんどありませんが)、
今回の業務は地味に感じられるかもしれません。
が、ミシマ社の日々を支えるとても、とても大切な仕事です。
その仕事を明るく、ほがらかに、一緒におこなってくださる方をお待ちしております。

<募集要項>
・人数:1名
・雇用形態:アルバイト
・業務時間:9時〜18時(休憩有) *要相談
・勤務地:ミシマ社自由が丘オフィス
・業務内容:営業および営業事務アシスタント(発注業務、発送業務、電話応対など)

<応募書類>
・履歴書
・職歴書
・簡単な作文 (テーマ:ミシマ社でこんなことがしたい!)
上記を、こちらまでお送りくださいませ。
・お送り先:〒152−0035 東京都目黒区自由が丘2−6−13 株式会社ミシマ社 採用係
・締切:2016年6月20日(月)必着

ご一緒に働くことができるときを楽しみにしております。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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ヨーロッパ企画×ミシマ社
ブックデザイナー募集のお知らせ


こんにちは。ミシマ社です。
ミシマ社(京都オフィス)では、現在、同じく京都を拠点に活動する劇団
ヨーロッパ企画さんと一緒に、『ヨーロッパ企画の本(仮)』なる雑誌のような書籍のような一冊をつくっています。

(ヨーロッパ企画についてはこちらをどうぞ→http://www.europe-kikaku.com

とにもかくにも「面白い!」ヨーロッパ企画さん。
その魅力は演劇を筆頭に、さまざまな表現媒体で目にすることができます。
今回は、そんなヨーロッパ企画さんのさらなる魅力を、
書籍という形でしか届けられないものがあるにちがいない、と
みなで頭を悩ませ試行錯誤しています。

ただいま絶賛制作中なのですが、この本のデザインを
演劇やヨーロッパ企画が好きで、
一緒におもしろいことをしたいと強く思ってくださるような
デザイナーさんにお願いしたいと思うようになりました。

そこで、今回はじめて、書籍のデザイナーさんを公募いたします。

こんな方がうれしいな〜、と思っております。

<条件>
・ブックデザイナーで、InDesign、Illustrator、Photoshopを使いこなせる方

・関西(主に京都)でそれなりに頻繁に打ち合わせができる方

・面白いことを一緒に作りあげていきたい!と思っている方

・とにかくヨーロッパ企画が好きな方

今年の6月下旬〜8月、がっつりと取り組んでくださる方

*プロ、もしくは今後プロとして本気でやっていきたいと思っている方に限ります
**決定し次第、締切とさせていただきます。


心より楽しみにお待ちしております!!


<ご連絡先>
hatena@mishimasha.com
まで、件名を「ミシマ社ブックデザイナー」とし、お名前・ご連絡先、
なにかこれまでのお仕事や作品がわかるものをお送りください。
拝見させていただき、こちらからご連絡を差し上げます。

お問い合わせは京都オフィス:075-746-3438(三島、新居)まで。
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後藤正文さんの『何度でもオールライトと歌え』が、昨日、発売となりました。

この本を編集している間ずっと、幸せでした。

その理由は数え切れないくらいありますが、
ひとつは、編集をしている過程で、「この本は時代を牽引していく一冊に必ずやなる」。そう、強く実感できたことがあります。
こんな本は、めったに、本当にめったに、出会えるものではありません。

そういうと他のミシマ社本は違うの? と言う方もいるかもしれないので、念のため。
ミシマ社を設立以来、「一冊入魂」を掲げているとおり、文字通り、入魂作業を一冊ごとに実践しています。
それは、一冊の本に「生命」を宿すという行為だと、僕自身は捉えています。
つまり、生き物としての本をつくるということです。
ただし、生き物である以上、一つとして同じであるわけがありません。
同様に、一冊として、同じ本はない。
ですから、ミシマ社の本すべてが時代を牽引する必要はまったくなく、それぞれの「面白い」輝きを放ってさえすれば十分なのです。

今回の後藤さんの本は、同時代を生きる私たちが決して無視することができない言葉で綴られています。
たとえば、「変わらなければいけないのは、いつだって俺のほうだ」という言葉。
この言葉は、編集をしているこの数ヶ月、いったい何度、僕を救ったかわかりません。
また、「俺から言わせれば、日々の生活のなかで何を買うのかということも十分に政治的だ」という発言には、全身でコクリとうなづかずにはいられない。
それほどに、後藤さんの言葉は強い。
東日本大震災以降、「これから」を考えて考えて考え抜き、実践してきたからこその強さに、裏打ちされています。
等身大の思想を語る書き手が、同世代のなから誕生した!
その喜びを全身で感じずにはいられませんでした。

それにくわえて、軽妙なエッセイも抜群で、「お見事!」と膝を打ったり、思わず笑ったり、とにかく面白い。
この面白さと、オピニオンとしての強さを共存させる。
それが、今回の編集のポイントだったわけです。
もちろん簡単なミッションではありませんが、後藤さんの文章に耳を澄ますことで、見えてきたように思います。
その声に同化していけば、自然とこちらの編集技術を高めてくれた。そんな気がしています。

昨年だけにかぎっても、益田ミリさんの『そう書いてあった』やシリーズ「コーヒーと一冊」、ミシマ社初の雑誌『ちゃぶ台』などを経て、自身の編集技術が上がっていっている実感がありました。
そういう流れのなか、今回、さらに技術が高まり、そのすべてを出し切れた。
今の時点では、これ以上の本はつくれない。その域までいったような感覚がありました。

なにより、こういう仕事ができたのは、ご一緒させていただいた方々が、あまりに気持ちのいい、素敵な方々ばかりだったことにつきます。後藤さんは言うまでもなく、青山ゆみこさん、名久井直子さん、濱田英明さんといった方々とのやりとりは、無上の楽しさでした。

とにかく、この本と関わっていること自体が、とても幸せでした。

地震、政治状況・・・さまざまな困難がつづきますが、それだけに、この本を一人でも多くの方々に読んでいただきたいです。
何度でもオールライト、と歌いながら生きていくしかない。それが今を生きるということ・・。
ただし、たった一人でオールライトと歌うことはない。
すぐ近くで、「何度でもオールライトと歌え」と言ってくれる人がいることを、感じていただきたいです。
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東京・自由が丘にワンルームを借りて、ミシマ社を起こしたのが、2006年10月のこと。
今年は秋に10周年を迎えることになります。
その前に、さる4月1日、京都オフィスを正式に開設してまる5年となりました。
つまり、二拠点体制になって5年が経過した、ということです。

当初、城陽市にあったオフィスは、現在は京都市内(川端丸太町)にあります。
少しずつですが、
「みんなのミシマガジン」サポーター制を中心に、
コーヒーと一冊」シリーズ、ミシマ社初の雑誌『ちゃぶ台』、
限定販売の冊子『みんなのミシマガジン×森田真生 0号』など、
京都オフィス独自の動きも充実してきています。
これは、私自身の拠点を京都に移したことも大きい、と感じています。
4年前、関西に引っ越してくるまで、私自身は、東京でしか働いたことがありませんでした。
そして、東京でないと、出版の仕事はできない。と、どこかで思っていたように思います。

出版の中心であり、メディアの中心である東京ではない地で出版業を、全力でおこなう。
これを実行しようとすれば、必然的に、より本質的なことに集中していかなければなりませんでした。
なぜなら、そこに大きな流れがあるわけではないから。
大きな流れのないところでは、自分たち用に「小さな流れ」を自らの手で切り拓いていくしかありません。
(実際、東京を離れると、実に多くの人たちが、そうした「手作り」の道をつくり、日々維持していることを知りました。
それは、いわゆる「システム」と言われるものとは全く違う、血の通った行為の積み重ねとしてあります)

たまたま私たちの場合、「ちいさな総合出版社」を謳っていることもあり、
その小さな流れは、出版業界全体で向き合わなければいけない「次の流れ」と、
方向としては重なっているような気もしています。
つまり、思いを込めてつくった「紙の本」を本屋さんを介して、しっかりとお届けしていく。
本屋さんと出版社、そして読者との共存のあり方を模索することなくして、私たちの「小さな流れ」はありえないのです。
(この具体的な一手として、「コーヒーと一冊」は生まれました)

いずれにせよ、こうした小さな流れを微力ながら、これからもつづけてまいります。
それだけが、この地で出版業を「つづける」ための方法でもあるので。
その結果、自分たちの歩んで道が、出版業界的にも、本当に必要な行為だったというふうになれば、
これ以上の喜びはありません。

紙の本の可能性をもっともっっと広げていきたい。
そして次の世代へつないでいきたい。
強く、強く、そう思っております。

そして、こうした「小さな流れ」への道へと導いてくださったすべての方々(サポーターの方々、お仕事をご一緒した方々、お仕事はしてなくてもこの間出会った方々・・)へ心から感謝いたします。
本当にありがとうございました。

これからも、ミシマ社京都オフィスならびに、ミシマ社の活動を応援いただけましたら幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。