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 おかげさまで、この10月にミシマ社は創業10周年を迎えることができました。

 

 これもひとえに、10年にわたって応援いただきました皆さまのおかげです。思いを込めてご執筆いただいた先生方、一冊一冊これ以上ない形に仕上げくださったデザイナーの方々、印刷所の皆さん、校正者の方々、制作にかかわるすべての方々の助けがなければ、一冊入魂の本作りは可能ではありませんでした。その本作りができなければ、「つづける」ことも同時に不可能でした。そうした意味でも、いつも全力で向き合ってくださったおかげで、この日を迎えることができたと思っております。

 

 そして、一冊入魂のもうひとつは、常々申しておりますように、「届ける」という行為にあります。思いをこめて「つくる」だけでは、不十分。ピッチャーがどれだけよくても、打って点を取らなければ野球で勝つことはできません。攻守一体。あるいは、どれほどいい車も乗って走ってもらえなければ、どれほどいい服もタンスにしまわれっぱなしで着てもらえなければ、宝の持ち腐れというものです。

 本も同じ。

 思いをこめてつくった「一冊」を、本屋さんが受け止めてくださり、読者の皆さんにしっかり届けてくださる。そして読者の皆さんが喜ぶ……。

 この循環が生まれたとき初めて、一冊入魂の出版活動は可能となります。

 この10年の間、こうした循環を生み出してくださった本屋さん、そして読者の方々には、なんと御礼を申してよいやら、感謝の気持ちでいっぱいです。

 本当にありがとうございました。

 

 10年目の終わりの日、ミシマガジン編集後記に、下記一文を載せました。

 

本日、ミシマ社は活動まる10年を迎えます。こうしてミシマガを今日も更新することができ、毎月のように本を発刊することができ、その本たちを全国の本屋さんで置いていただいている。今ではそれを当然のように感じているメンバーが社内にもいるかもしれません。けれど、私にとっては、どれひとつをとっても、奇跡のように感じられます、10年前の今日では、夢のようなことばかり。こうして10年活動できましたことに、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。自分たちでは何ひとつとしてやった実感はありませんが、支えていただき、ひっぱっていただいた感触だけは確かにあります。その感覚、触感を日々忘れることなく、11年目を迎えようと思います。本当に、本当に、ありがとうございました。あらためて、これからもよろしくお願い申し上げます。

 

 

 この奇跡のような日々に感謝を忘れず、初心を忘れることなく、11年目を思いっきり楽しみたいと思います。

 「おもしろかった〜」と言ってもらえる本をこれからも出し「つづける」こと、そして届け「つづける」ことをここに誓います。

 これからも何卒よろしくお願い申し上げます。

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もうすぐ(来月10月)に、ミシマ社は創業10周年を迎えます。

 

実は、ひとあしお先に「ミシマ社創業10周年記念企画」と銘打った本を発刊していることにお気づきでしょうか。

先日出たばかりの光嶋裕介著『これからの建築 スケッチしながら考えた』。

本書を、その第一弾として発刊いたしました。

 

これから1年をかけて、「創業10周年記念企画」本を約10冊刊行する予定です。

(後日、このラインナップを発表します!)

 

この10年間、さまざまなかたちでお世話になってきた先生方、

その人なしにはミシマ社は存在しえなかったという方々の著作を、

「10周年記念企画」と位置づけます。

 

もちろん、そのように謳わない本も出ますし、

すべての本において「一冊入魂」なことには変わりありません。

 

それでもあえて「10周年〜」と謳うのは、理由があります。

それは、以下のようなことを考えたからです。

何十年、あるいは100年以上経った先に「10周年」をふりかえるときがあれば、

誰もが迷いなく見つけることのできる一冊があるほうがいい。

そして、その本は、草創期の10年と当時のミシマ社を支えるものでありたい。

と同時に、これからの100年の指針となるような本であってほしい。

 

こうした思いのもと「10周年記念企画」を出してまいります。

もちろん、書き下ろしで。

一冊一冊、本当におもしろい本ばかりです。

どうぞ、ご期待くださいませ!

 

 

 

 

 

 

 

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あらためて、ミシマ社サポーターを大募集しております。

2013年4月に始まった本制度は、おかげさまで4年目に入っております。

この間、『あわいの力』『街場の戦争論』はじめとするシリーズ「22世紀を生きる」、シリーズ「コーヒーと一冊」、ミシマ社初の雑誌「ちゃぶ台」などを創刊。

いずれも、出版の新しい世界を開くような、おもしろい取り組みです。

と、自分たちも感じていますが、

実際、そのような反響をいただけ(たとえば、先日の毎日新聞の記事)、本当に励みになっています。

 

こうした試みを形にできているのは、ひとえに、サポーター制があってこそです。

毎月、「みんなのミシマガジン」を紙版として編集し直し、サポーターの皆さんへお送りしているのですが、

その「紙版」での実験と、それに対するサポーターの方々の反応が、先のシリーズへと結実しているわけです。

その意味で、サポーターの方々との共作であると言えます。

 

このように、毎月、「紙版 みんなのミシマガジン」がサポーターのもとへ届きます。

どんな紙の、どんなデザインの、どんな編集がなされているか。

毎月、編集側の私たちも楽しみにつくっております。

くわえて、2016年度のサポーターのなかでも、ゴールドサポーターになってくださった方々には、

「周防大島のお野菜」 あるいは、「バッキー井上さんの日本一の漬物」が届きます。

 

お野菜というのは、

鷲田清一先生が「折々のことば」などでご紹介された言葉でも有名な、

「命に近い仕事ほどお金は動かない」、

この言葉を発した周防大島の農家さん宮田さんのお野菜です。

いただくと、素朴な味のなかに、生命そのものがぎゅっと詰まっているように感じます。

宮田さんには、特集でインタビューもさせていただきました。

 

バッキー井上さんは、いわずとしれた『人生、行きがかりじょう』の著者です。

 

お野菜、お漬物、ともに、9月の中旬以降、発送いたします。

とりわけ、お野菜は、とれたてのものを届けていただきます!

 

ぜひぜひ、このタイミングでサポーターになっていただけるとありがたいです。

これまでサポーターをしていただいていた方々も、この機会にゴールドサポーターとして更新いただけるとさらに嬉しいです!

 

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是枝裕和監督の『映画を撮りながら考えたこと』は編集しながら、

必ずや、100年後も表現者たちのバイブルとなっているにちがいない。

その確信のもと、400ページを超える大著を制作していました。

(そんなこともあり、ページが増えることも厭わず、細部まで血を通わせ、まさに入魂しきることができました)

 

おかげさまで、その後、日経新聞(7/31)、朝日新聞(8/7)に著者インタビュー掲載、

読売新聞(7/31)には、朝井リョウさんがすばらしい書評を、

そして本日、産経新聞にも書評(評者・アニメ監督の宮地昌幸氏)が掲載されました。

 

sankei

創作上の自問自答とでも言おうか。それがめっぽう面白い

 

yomiuri

 

私は、映画でも小説でも何でも、創作物とは受け手がただの受け手ではいられなくなるようなものであるべきだと思っている。(略)受け手が思わず能動的な行動をとってしまうような作品に触れたいし、そういうものを創りたいと思っている。ただ、忙しい現代人は娯楽に注げる時間が少なく、比例してそのような作品も減少している気がする。私自身、思わずわかりさすさに逃げたくなるときがあるため、決してそうしない著者の誠実な態度はあまりにも輝いて見えた。(略)読後、このように書評を書くという能動的な行動をとった私は、今後何度もこの本を開き、そのたび視界が晴れる思いを抱くのだろう。」(朝井リョウ氏)

 

 

その他、雑誌などでの紹介も止まりません。

現時点で、22(!)媒体。

 

表現活動にかかわる、つまり、生きるという行為を主体的におこなおうとするすべての人たちへ贈る一冊です。

ちなみに、週刊現代のリレー日記では、「就活生にもオススメ」と書かれてました。

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今日の朝日新聞に、「イスラム水着 相次ぐ禁止に物議」という見出しの記事がありました。

 

「イスラム教徒の女性用の水着「ブルキニ」を禁止する動きが、フランスで相次いでいる。

(略)宗教を誇示するような着衣で、混乱を招きかねない」という自治体の判断だが、人権侵害にあたるとの批判も強い」

 

という内容です。

 

つい先日も、日本の「入国管理局が収容中のイスラム教徒の男性に豚肉を提供した」というニュースが流れました。

 

フランス、日本にかぎらず、こうした誤解や偏見が、現在、散在しているように思います。

いずれ「世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代」、

イスラム教徒にとっての常識を知っておくことは、

私たち市井の人間にとっても、不必要な摩擦や誤解を生まないために必須ではないでしょうか。

 

寄藤文平さんが描いてくださったかわいい絵のおかげもあって、

女性からの支持も厚い、内藤正典先生の『となりのイスラム』。

 

musulim

 

本当に、本当に、読んでいただきたいです。

 

*内藤先生の北海道新聞のインタビューは、こちらです。