「マイナンバーやめようよ」

ツイッターで、こんなつぶやきを見ない日はありません。

タイムラインで流れるのを見るにつれ、ああ早くブログを更新したい!

という思いに駆られつつ、早一カ月が経ちました。

 

仲良くさせていただいている方々から「やってられない!」系苦情を聞くたび、「僕はこうしてますよ」と言うと、なるほど!と言っていただけることしばしば。

それで、これはブログに書くほうがよさそうだ、と思ってきたのです。

 

以下、個人と会社、それぞれの対応のしかたを書こうと思います。

 

まずは、個人の対応から。

 

私自身、ときどき講演などを依頼されることがあると、

依頼先がちょっとおかたい組織の場合なんかだと、「マイナンバーの提示」を求められます。

そのたび、こう答えるようにしています。

「マイナンバーを受け取っておりません」(事実です)

そのうえで、

「仮に受け取っていたとしても、個人情報保護の観点からお教えできません」

たいてい、これでわかりました、となります。

ですが、もしこれで納得しない(やや硬直気味な)団体が出てきたときは、このように答えるつもりでいます。

「提出したとして、もし、貴団体から情報が流出したとき、

どのような責任と補償をとっていただけるのでしょう?」

なんだかクレーマーっぽくて嫌なので、言う機会がないことを願うばかりです。

さすがに、ここまで言えば、「ふつう」であれば引き下がるはずです。

 

が、世の中、よくいえば慎重なのですが、臆病というのが適当な、しぶとい組織があるものです。

「マイナンバー提出拒否のついての確認書」なるものを求めてくるところがあるそうです。

「私が被る一切の不利益について理解し云々」といった書面にサインを求めるケースがあるとのこと。

こういうところに対しては、逆に、こちらも書面を用意し、先方にもサインをもらうしかないでしょう。

つまり、「漏洩リスク」に対し、責任をとってもらう旨を書面化する。

たとえば、「万一、貴団体から情報が漏れた場合、こちらが被る一切の不利益に対して全責任を負うものとする。

また、それによって生じる経済的、精神的損失に対して全面的に補填する義務をもつ」といった文面で。

 

念のため申し上げますが、ここで書かれていることはすべて、私個人の対応のしかたです。

しかも私はマイナンバーの専門家であるわけもなく、その知識もゼロにひとしい。

ただ、それだけに、自分が責任を負える範囲を超えてはいけない。

そのことだけは知っているつもりです。

そして、「絶対に漏洩しない」ということは絶対にない、ということもわかっているつもりです。

マイナンバーに帰属する情報が大切なものであればあるほど、自分で守るしかない。そう考えています。

 

ですので、会社としての対応も、必然、個人としての対応に比例したものになります。

結論から申せば、

「そんな大切なものを、とうてい、会社は預かれません」。

 

 

ミシマ社は、関係者の方々のマイナンバーを扱わない方針をとっております。

とてもじゃないですが、わざわざ危険を抱え込むようなことはできません。

先ほど申したように、必ず漏れるのですから。

 

私たちは出版社として、「一冊入魂」を掲げ、日々の出版活動に打ち込んでいます。

たとえば、一冊の本をつくるばあい、著者や担当編集者はもちろん、

プロの校正者およびミシマ社メンバーも全員、何度も何度も原稿を読みます。

それでも、ミスが出ることがあります。

所詮、そのレベルだ、と言われたら、はいそうです、とお答えするほかありません。

ただ、それを自覚するだけに、本業以外のところで、絶対ミスを犯すな、と言われても、「絶対」なんてことは口が裂けても約束できないのです。

約束できないものを、「言われたから」という理由で抱え込むことほど愚かで無責任なことはないでしょう。

マイナンバー収集は、将来に大きな爆弾を抱え込むにひとしい。

これが、マイナンバー専門家ではないが、自社についての責任はすべて負うつもりでいる、会社の代表である私の嘘偽らざる実感です。

 

いやいや、漏洩しないようセキュリティをしっかりすればいいではないか。

こんな反論もあるかと思います。

これに対しては、ひとつは、そのお金と時間と労力があれば、本づくりに使いたい。

そして、メンバーひとりひとりに還元したい。

これが心からの叫びです。

次に、たとえそれがすべて満たされたとしても、

完全完璧なセキュリティなど、中小企業でつくることができるのでしょうか。

国や大企業が、絶対安全と言われた原発に、いったいどれほどのコストをかけてきたというのでしょう。

それでも「漏れる」のです。

そして、一度漏れてしまったあとの回収・修復コストは、もはや天文学的ではないですか。

 

マイナンバーは原発とは違いますが、中小企業にとっては、同程度のデンジャーといっていいでしょう。

そのデンジャーをわざわざ抱えるなんて・・・。

ちいさな会社を毎日必死に営む身にとっては、愚の骨頂にしか思えません。

 

以上のような理由で、ミシマ社はマイナンバーを扱わないことにしております。

何卒ご理解いただけましたら幸いです。

 

私たちの仕事のひとつひとつはすべて、「一冊」に行き着くものでありたいです。

思いをこめてつくった「一冊」となって、本屋さんでお会いできるのを楽しみにお待ちしています。

 

JUGEMテーマ:読書

 

 

おかげさまで、ミシマ社はこの10月に創業10周年を迎えることができました。

それを記念して、「10周年記念企画」の本を、今後1年かけて発刊してまいります。

ちなみに、「10周年企画」本は、この10年間お世話になった著者の方々による書き下ろし、あるいは、「みんなのミシマガジン」に連載されていたものを加筆・修正したもの、が中心になります。

 

第一弾は、実はすでに9月に刊行しております。

 

光嶋裕介著『これからの建築〜スケッチしながら考えた

 

 

今後は、以下のようなタイトルの本が、「10周年記念企画」と帯に表記し、発刊する予定です。

 

・2016年10月

 

釈徹宗『お世話され上手』

 

・2016年11月

 

三砂ちづる『女たちが、なにか、おかしい 〜おせっかい宣言』

 

以降、

寄藤文平『レジェンド伝説』

小田嶋隆『上を向いてアルコール』(仮)

平川克美『自己責任論』(仮)

吉田篤弘『京都で考える』・・・etc.

 

 

「etc.」は何? と感じられた方々、どうぞご期待くださいませ。

数カ月後、全ラインナップを正式に発表します!

 

時間をかけ、精魂込めて練り上げた、最高におもしろい本たちばかりです。

一冊一冊、味読いただけましたらこの上なく嬉しいです。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

JUGEMテーマ:読書

 

 おかげさまで、この10月にミシマ社は創業10周年を迎えることができました。

 

 これもひとえに、10年にわたって応援いただきました皆さまのおかげです。思いを込めてご執筆いただいた先生方、一冊一冊これ以上ない形に仕上げくださったデザイナーの方々、印刷所の皆さん、校正者の方々、制作にかかわるすべての方々の助けがなければ、一冊入魂の本作りは可能ではありませんでした。その本作りができなければ、「つづける」ことも同時に不可能でした。そうした意味でも、いつも全力で向き合ってくださったおかげで、この日を迎えることができたと思っております。

 

 そして、一冊入魂のもうひとつは、常々申しておりますように、「届ける」という行為にあります。思いをこめて「つくる」だけでは、不十分。ピッチャーがどれだけよくても、打って点を取らなければ野球で勝つことはできません。攻守一体。あるいは、どれほどいい車も乗って走ってもらえなければ、どれほどいい服もタンスにしまわれっぱなしで着てもらえなければ、宝の持ち腐れというものです。

 本も同じ。

 思いをこめてつくった「一冊」を、本屋さんが受け止めてくださり、読者の皆さんにしっかり届けてくださる。そして読者の皆さんが喜ぶ……。

 この循環が生まれたとき初めて、一冊入魂の出版活動は可能となります。

 この10年の間、こうした循環を生み出してくださった本屋さん、そして読者の方々には、なんと御礼を申してよいやら、感謝の気持ちでいっぱいです。

 本当にありがとうございました。

 

 10年目の終わりの日、ミシマガジン編集後記に、下記一文を載せました。

 

本日、ミシマ社は活動まる10年を迎えます。こうしてミシマガを今日も更新することができ、毎月のように本を発刊することができ、その本たちを全国の本屋さんで置いていただいている。今ではそれを当然のように感じているメンバーが社内にもいるかもしれません。けれど、私にとっては、どれひとつをとっても、奇跡のように感じられます、10年前の今日では、夢のようなことばかり。こうして10年活動できましたことに、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。自分たちでは何ひとつとしてやった実感はありませんが、支えていただき、ひっぱっていただいた感触だけは確かにあります。その感覚、触感を日々忘れることなく、11年目を迎えようと思います。本当に、本当に、ありがとうございました。あらためて、これからもよろしくお願い申し上げます。

 

 

 この奇跡のような日々に感謝を忘れず、初心を忘れることなく、11年目を思いっきり楽しみたいと思います。

 「おもしろかった〜」と言ってもらえる本をこれからも出し「つづける」こと、そして届け「つづける」ことをここに誓います。

 これからも何卒よろしくお願い申し上げます。

JUGEMテーマ:読書

 

もうすぐ(来月10月)に、ミシマ社は創業10周年を迎えます。

 

実は、ひとあしお先に「ミシマ社創業10周年記念企画」と銘打った本を発刊していることにお気づきでしょうか。

先日出たばかりの光嶋裕介著『これからの建築 スケッチしながら考えた』。

本書を、その第一弾として発刊いたしました。

 

これから1年をかけて、「創業10周年記念企画」本を約10冊刊行する予定です。

(後日、このラインナップを発表します!)

 

この10年間、さまざまなかたちでお世話になってきた先生方、

その人なしにはミシマ社は存在しえなかったという方々の著作を、

「10周年記念企画」と位置づけます。

 

もちろん、そのように謳わない本も出ますし、

すべての本において「一冊入魂」なことには変わりありません。

 

それでもあえて「10周年〜」と謳うのは、理由があります。

それは、以下のようなことを考えたからです。

何十年、あるいは100年以上経った先に「10周年」をふりかえるときがあれば、

誰もが迷いなく見つけることのできる一冊があるほうがいい。

そして、その本は、草創期の10年と当時のミシマ社を支えるものでありたい。

と同時に、これからの100年の指針となるような本であってほしい。

 

こうした思いのもと「10周年記念企画」を出してまいります。

もちろん、書き下ろしで。

一冊一冊、本当におもしろい本ばかりです。

どうぞ、ご期待くださいませ!

 

 

 

 

 

 

 

JUGEMテーマ:読書

 

 

あらためて、ミシマ社サポーターを大募集しております。

2013年4月に始まった本制度は、おかげさまで4年目に入っております。

この間、『あわいの力』『街場の戦争論』はじめとするシリーズ「22世紀を生きる」、シリーズ「コーヒーと一冊」、ミシマ社初の雑誌「ちゃぶ台」などを創刊。

いずれも、出版の新しい世界を開くような、おもしろい取り組みです。

と、自分たちも感じていますが、

実際、そのような反響をいただけ(たとえば、先日の毎日新聞の記事)、本当に励みになっています。

 

こうした試みを形にできているのは、ひとえに、サポーター制があってこそです。

毎月、「みんなのミシマガジン」を紙版として編集し直し、サポーターの皆さんへお送りしているのですが、

その「紙版」での実験と、それに対するサポーターの方々の反応が、先のシリーズへと結実しているわけです。

その意味で、サポーターの方々との共作であると言えます。

 

このように、毎月、「紙版 みんなのミシマガジン」がサポーターのもとへ届きます。

どんな紙の、どんなデザインの、どんな編集がなされているか。

毎月、編集側の私たちも楽しみにつくっております。

くわえて、2016年度のサポーターのなかでも、ゴールドサポーターになってくださった方々には、

「周防大島のお野菜」 あるいは、「バッキー井上さんの日本一の漬物」が届きます。

 

お野菜というのは、

鷲田清一先生が「折々のことば」などでご紹介された言葉でも有名な、

「命に近い仕事ほどお金は動かない」、

この言葉を発した周防大島の農家さん宮田さんのお野菜です。

いただくと、素朴な味のなかに、生命そのものがぎゅっと詰まっているように感じます。

宮田さんには、特集でインタビューもさせていただきました。

 

バッキー井上さんは、いわずとしれた『人生、行きがかりじょう』の著者です。

 

お野菜、お漬物、ともに、9月の中旬以降、発送いたします。

とりわけ、お野菜は、とれたてのものを届けていただきます!

 

ぜひぜひ、このタイミングでサポーターになっていただけるとありがたいです。

これまでサポーターをしていただいていた方々も、この機会にゴールドサポーターとして更新いただけるとさらに嬉しいです!

 

JUGEMテーマ:読書

 

 

5年前から始めた「わたしのお店で本屋さん」プロジェクト。

少しずつではありますが、確実に、置いてくださるお店さんが増えてきております。

 

とりわけ昨年からは、シリーズ「コーヒーと一冊」を創刊し、

新たな本との出会いの可能性が広がったように感じております。

 

一人でも多くの方々にとって、本と出会う機会が増え、

未来の本好きが増えていくひとつのきっかけになれば、と願ってやみません。

 

この10月に創業10周年を迎えるにあたり、

この取り組みをいっそう充実させたく、あらためてご案内させていただきます。

 

 

 

◎ご案内
 

はじめまして、ミシマ社です。


一冊との出会いから世界が広がる−−。

そういう思いから、本屋さんではないお店で、ミシマ社の本を販売用に置いていただく「わたしのお店で本屋さん」プロジェクトを始めることにいたしました。

 

私たちミシマ社は、2006年10月に創業して以来、「小さな総合出版社」としてジャンルを問わない、「一冊入魂」の出版活動をつづけております。

そんなミシマ社の「一冊」を、貴店のお客様にも届けていただけないでしょうか。

 

ミシマ社の書籍ラインナップから10冊以上セレクトしていただき、ご展開いただけましたら幸いです。

 

カフェや雑貨店、古書店、民宿などなど、新刊書店ではない小売店のみなさま、ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。

 

●概要

販売場所 :書店ではない(主に個人経営)店舗

冊数   :ご注文は10冊以上から、ミシマ社本であればどんな組み合わせOKです。

返品   :返品不可。完全買切でお願いいたします。

卸正味  :70%(シリーズ「コーヒーと一冊」は60%)

納品   :2〜5日後のお届け(地域により異なります)。送料は、ミシマ社負担

精算・支払: 請求書は商品と一緒にお送りさせていただきます。お振込は商品到着から一カ月以内にお願い致します。振込手数料はミシマ社負担。

 

 お問合せ先:

 株式会社ミシマ社
 自由が丘オフィス(担当:渡辺・池畑)

  Tel:03-3724-5616  
  Fax:03-3724-5618

 

 京都オフィス(担当:鳥居・田渕)

  TEL:075-746-3438

    FAX:075-746-3439


 Emailhatena@mishimasha.com

こんにちは。ミシマ社の三島です。

昨日、ツイートでお知らせしました通り、このたび自由が丘オフィスで、アルバイトの方を一名募集いたします。

現在、自由が丘オフィスでは、常勤4名を中心に、ときどきお手伝いに来てくださる方々に助けられながら運営しています。
今回は、主に「営業および営業事務のアシスタント業務」を担っていただける方を募集します。
具体的には、日々の発注書作成、書籍の発送作業、電話応対などです。
経験、未経験は問いません。
編集や外回りの営業が、目に見える華々しさをもつように思われるとしたら(実際にはほとんどありませんが)、
今回の業務は地味に感じられるかもしれません。
が、ミシマ社の日々を支えるとても、とても大切な仕事です。
その仕事を明るく、ほがらかに、一緒におこなってくださる方をお待ちしております。

<募集要項>
・人数:1名
・雇用形態:アルバイト
・業務時間:9時〜18時(休憩有) *要相談
・勤務地:ミシマ社自由が丘オフィス
・業務内容:営業および営業事務アシスタント(発注業務、発送業務、電話応対など)

<応募書類>
・履歴書
・職歴書
・簡単な作文 (テーマ:ミシマ社でこんなことがしたい!)
上記を、こちらまでお送りくださいませ。
・お送り先:〒152−0035 東京都目黒区自由が丘2−6−13 株式会社ミシマ社 採用係
・締切:2016年6月20日(月)必着

ご一緒に働くことができるときを楽しみにしております。
何卒よろしくお願い申し上げます。
JUGEMテーマ:読書

ヨーロッパ企画×ミシマ社
ブックデザイナー募集のお知らせ


こんにちは。ミシマ社です。
ミシマ社(京都オフィス)では、現在、同じく京都を拠点に活動する劇団
ヨーロッパ企画さんと一緒に、『ヨーロッパ企画の本(仮)』なる雑誌のような書籍のような一冊をつくっています。

(ヨーロッパ企画についてはこちらをどうぞ→http://www.europe-kikaku.com

とにもかくにも「面白い!」ヨーロッパ企画さん。
その魅力は演劇を筆頭に、さまざまな表現媒体で目にすることができます。
今回は、そんなヨーロッパ企画さんのさらなる魅力を、
書籍という形でしか届けられないものがあるにちがいない、と
みなで頭を悩ませ試行錯誤しています。

ただいま絶賛制作中なのですが、この本のデザインを
演劇やヨーロッパ企画が好きで、
一緒におもしろいことをしたいと強く思ってくださるような
デザイナーさんにお願いしたいと思うようになりました。

そこで、今回はじめて、書籍のデザイナーさんを公募いたします。

こんな方がうれしいな〜、と思っております。

<条件>
・ブックデザイナーで、InDesign、Illustrator、Photoshopを使いこなせる方

・関西(主に京都)でそれなりに頻繁に打ち合わせができる方

・面白いことを一緒に作りあげていきたい!と思っている方

・とにかくヨーロッパ企画が好きな方

今年の6月下旬〜8月、がっつりと取り組んでくださる方

*プロ、もしくは今後プロとして本気でやっていきたいと思っている方に限ります
**決定し次第、締切とさせていただきます。


心より楽しみにお待ちしております!!


<ご連絡先>
hatena@mishimasha.com
まで、件名を「ミシマ社ブックデザイナー」とし、お名前・ご連絡先、
なにかこれまでのお仕事や作品がわかるものをお送りください。
拝見させていただき、こちらからご連絡を差し上げます。

お問い合わせは京都オフィス:075-746-3438(三島、新居)まで。
JUGEMテーマ:読書



東京・自由が丘にワンルームを借りて、ミシマ社を起こしたのが、2006年10月のこと。
今年は秋に10周年を迎えることになります。
その前に、さる4月1日、京都オフィスを正式に開設してまる5年となりました。
つまり、二拠点体制になって5年が経過した、ということです。

当初、城陽市にあったオフィスは、現在は京都市内(川端丸太町)にあります。
少しずつですが、
「みんなのミシマガジン」サポーター制を中心に、
コーヒーと一冊」シリーズ、ミシマ社初の雑誌『ちゃぶ台』、
限定販売の冊子『みんなのミシマガジン×森田真生 0号』など、
京都オフィス独自の動きも充実してきています。
これは、私自身の拠点を京都に移したことも大きい、と感じています。
4年前、関西に引っ越してくるまで、私自身は、東京でしか働いたことがありませんでした。
そして、東京でないと、出版の仕事はできない。と、どこかで思っていたように思います。

出版の中心であり、メディアの中心である東京ではない地で出版業を、全力でおこなう。
これを実行しようとすれば、必然的に、より本質的なことに集中していかなければなりませんでした。
なぜなら、そこに大きな流れがあるわけではないから。
大きな流れのないところでは、自分たち用に「小さな流れ」を自らの手で切り拓いていくしかありません。
(実際、東京を離れると、実に多くの人たちが、そうした「手作り」の道をつくり、日々維持していることを知りました。
それは、いわゆる「システム」と言われるものとは全く違う、血の通った行為の積み重ねとしてあります)

たまたま私たちの場合、「ちいさな総合出版社」を謳っていることもあり、
その小さな流れは、出版業界全体で向き合わなければいけない「次の流れ」と、
方向としては重なっているような気もしています。
つまり、思いを込めてつくった「紙の本」を本屋さんを介して、しっかりとお届けしていく。
本屋さんと出版社、そして読者との共存のあり方を模索することなくして、私たちの「小さな流れ」はありえないのです。
(この具体的な一手として、「コーヒーと一冊」は生まれました)

いずれにせよ、こうした小さな流れを微力ながら、これからもつづけてまいります。
それだけが、この地で出版業を「つづける」ための方法でもあるので。
その結果、自分たちの歩んで道が、出版業界的にも、本当に必要な行為だったというふうになれば、
これ以上の喜びはありません。

紙の本の可能性をもっともっっと広げていきたい。
そして次の世代へつないでいきたい。
強く、強く、そう思っております。

そして、こうした「小さな流れ」への道へと導いてくださったすべての方々(サポーターの方々、お仕事をご一緒した方々、お仕事はしてなくてもこの間出会った方々・・)へ心から感謝いたします。
本当にありがとうございました。

これからも、ミシマ社京都オフィスならびに、ミシマ社の活動を応援いただけましたら幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
JUGEMテーマ:読書

2013年4月より開始しました「ミシマガ・サポーター制度」。

「みんなのミシマガジン」という毎日更新するウェブ雑誌を無料で読めるようにする。
そのために、サポーターの方々に「共同運営者」になっていただく。

3年前に、こうした試みを始めたわけですが、そこには次のような思いを込めております。

ひとつは、東京以外の地で、「総合出版社」の動きを実現させたい。
ミシマガは、ミシマ社京都オフィスを活動の拠点として運営しています。
東京ではできない、新たな出版の流れをつくっていく。そのひとつの試みを、この京都でおこなっています。
(その成果はさっそく、この3年の間に出ております。シリーズ「コーヒーと一冊」が創刊したり、ミシマ社初の市販用雑誌『ちゃぶ台』が出たり。これらはすべて京都オフィス発で、未来の出版を切り開くための実験的試みです)


もうひとつは、「贈与経済」あるいは「等価経済」で循環させていく。
そんな出版と社会のあり方を模索してきました。
たとえば、毎月、「紙版ミシマガジン」を制作し、サポーターの方々へ送っております。
この紙版は、商品ではありません。
定価のないもの、本屋さんに置かれることのない、ミシマ社からサポーターの方々への一方的な贈り物です。
制作者としては、この3年、商品でないものをつくることによって、より「原点回帰」できた気がしています。
(先のシリーズや雑誌が生まれたのも、こうした毎月の実験の賜物です)

このように、サポーターの方々に支えられて、私たちの出版活動は成り立っております。
この活動をさらに、息の長い、より豊かなものにしていくためにも、
ひきつづき、サポート賜りたく、心よりお願い申し上げます。

2016年度サポーターの皆さまへの贈り物などについては、
みんなのみんなのミシマガジン」にて、詳細をご報告しております。

最大の目玉は、「お野菜」と「お漬物」です!
「贈与経済」と謳っておりましたら、思わぬ「贈り物」をいただけることになりました。

生産量にかぎりがあるため、ゴールドーサポーターの方限定になりますが、
「周防大島のお野菜」「バッキー井上さんのところのお漬物」かどちらかを(選択ください)、
年に一度、プレゼントいただけることになったのです!

yasai
(先日、ひとあし先に編集部に届いた宮田さんのお野菜。自然の恵みそのものです!)

「生きた出版」をめざす私たちにとって、本当に、本当に嬉しい贈り物です。
ぜひ、ご参加いただき、実際に味わってみていただけますと幸いです。
 

*特別特典として、3月中に新規もしくは2016年度分の更新のお手続きをしていただいた皆さんには、ミシマ社の新刊、井上理津子さんの『関西かくし味』をプレゼントいたします! 

 

*新規の場合

 下記項目を、お電話、FAX、メール等にてご連絡くださいませ。(クレジット決済をご利用の場合には、こちらから直接お手続きいただくことも可能です)。

・お名前(フリガナ):
・性別、ご年齢:
・ご住所:
・電話番号:
・FAX番号:
・メールアドレス:
・サポーター種類:通常サポーター(2万円+税) または ゴールドサポーター(3万円+税)

  *サポーターの種類の違いについては、こちらをご覧くださいませ。  
・お振込み方法:郵便振替 または クレジット決済 どちらかお選びください。
  *クレジット決済の場合、下記あるいはこちらから直接お手続きいただけます。

・クレジットの有無:
*ウェブ版の「編集後記」や紙版の「奥付」に、ご希望されるサポーターの方々のクレジットを入れさせていただきます。掲載をご希望される場合には、・お名前をそのまま記載 または ・掲載用のハンドルネーム のいずれかをお知らせください。

FAXご送付先:075-746-3439
E-mail:hatena@mishimasha.com 
(件名「ミシマガサポーター申込み」にてお願いいたします。)
TEL:075-746-3438
ご不明な点などございましたら、上記連絡先までご一報くださいませ。


*更新の場合
 

・郵便振替
 更新月の方みなさまに、今月お届けいたします「紙版みんなのミシマガジン 2月号」に郵便振替用紙を同封しています。
 振替方法などもあわせて記載しておりますので、用紙をご高覧のうえ、お振替くださいませ。

・クレジット決済
 下記URLよりお手続きいただけます。
●通常サポーターはこちら
 →http://xc522.eccart.jp/z747/item_detail/itemId,9/
●ゴールドサポーターはこちら
 →http://xc522.eccart.jp/z747/item_detail/itemId,10 /