JUGEMテーマ:読書
*SNSはじめ、弊社からの告知が不十分で、失礼いたしました。これを踏まえ、少しだけですが、募集期間を延長いたします。
こんにちは。ずいぶんと寒くなりましたが、いかがお過ごしですか?
風邪を引くのは本来、調子をととのえる意味でも必要と思いますので、お風邪を引かれませんように、とは申しません。どうかお元気でお過ごしくださいませ。
さて、このたび株式会社ミシマ社では、新卒採用をおこないます。
昨年のコロナ禍では採用活動をしませんでしたので、2年ぶりとなります(今年4月入社の角は約7年来の関係の中で入社してもらいました)。
今年は、採用をどうしようか多少迷ったのですが、「これから」を考えたとき、やはり来ていただきたいと思うに至りました。
今回の募集では、どんな状況も楽しんで臨める方、あと、なんだかんだと言っても、素直な方がいいなぁと思っています。
******************
☆募集要項
・応募条件:2022年3月に大学or大学院を卒業見込みの方
・採用人数:1名
・勤務地: ミシマ社 自由が丘オフィスor 京都オフィス(勤務地の希望はできません。あらかじめご了承ください)
・募集期間:2021年10月18日〜2021年10月26日(火) →28日(木) *この間に届いた書類のみ選考対象とします。
・雇用形態:正社員
・応募書類:履歴書+作文
* 作文は、下記の3つすべてを書いてください
・作文の課題:? 応募理由
? ミシマ社の本を読んでの感想(ミシマ社刊のどの本でも可能です)
? 入社してやってみたいこと
・選考過程:?書類審査(10月)
?面接(11月上旬)1〜2回
?実地研修・2〜3日
?決定(11月下旬~12月上旬) *時期については変更の可能性があります。
・書類送り先:〒602-0861 京都市上京区新烏丸頭町164-3 (株)ミシマ社 京都オフィス 採用係
***************************************
募集期間が短いのは、多数のご応募をいただきました場合、
ちいさな会社ゆえ、通常の仕事と平行して採用の活動をおこなうので、どうしても実務に支障が出てしまうためです。
何卒ご理解いただけましたら幸いです。
来年春、ご一緒に仕事ができるのを楽しみにしています。
来てくださる方、弊社、そしてかかわってくださるすべての方々にとって、未来が拓けていくような出会いであることを祈念してやみません。
よろしくお願い申し上げます。 ミシマ社代表 三島邦弘
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JUGEMテーマ:読書
皆さま、こんにちは。ミシマ社の三島邦弘です。
自分でも思い出せないくらい、このブログから離れておりました。。すみません。
再開したと思ったら、募集かよ、と思われるかもしれませんが、どうぞご許しくださいませ。
(これを機に、ちょくちょく書こうと思いますので。)
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株式会社ミシマ社では、現在、京都オフィスで「事務職」をご担当くださる方を募集しております。
アルバイトという形になりますが、ミシマ社でのさまざまな事務業務を担っていただける方、大歓迎です!
具体的な業務内容は、
・月末、月初の伝票作成、管理
・書籍などの発送業務
・社内の在庫管理 など
ミシマ社は書店さんとの取引を「直」で行っているため、「営業事務」の仕事量はかなりありますが、そちらの担当ではありません(別に担当者がおります)。直取引による「営業事務」以外の事務作業が主となります。
また、編集や営業の業務内容では全くありません。その点もご留意くださいませ。
事務仕事が得意、あるいは、今後、事務仕事をメインにしていきたいと考えていた方がいらっしゃると、とてもありがたいです。
<募集内容>
・業務内容:事務職
・雇用形態:アルバイト (当社規定による)
・勤務日や時間など:週に平日3〜5回の出社(10時〜16時は一つの目安です。要相談)
・勤務場所:ミシマ社京都オフィス
・備考:交通費などは全額支給。ただし、コロナの感染予防を考慮し、自転車通勤などが可能な方や通勤距離の短い方を望みます。
・応募方法:履歴書(希望理由含む)、職歴書を下記までお送りくださいませ。
・送り先:〒602-0861 京都市上京区新烏丸頭町164-3 ミシマ社京都オフィス 採用担当行き
* 決まり次第、本募集は終了いたします。
**********************
ご縁がありましたら、応募いただけると幸いです。
一同、楽しみにしております。
よろしくお願い申し上げます。 ミシマ社代表 三島邦弘
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採用は一人となります。
これまで5人の新卒メンバーが入っておりますが、全員、すくすくと(ときにごつごつと)成長し、ミシマ社の活動を健やかに担ってくれています。
今回の募集では、このような方に来ていただければと望んでいます。
先日、「ちいさいミシマ社」という新レーベルをたちあげましたが、ミシマ社では、今後も、人口減少時代、超高齢化社会にふさわしいものづくりのあり方を模索し、実践していきます。
そのなかで、なんとかいいかたちで、(紙の)本という媒体を次世代にバトンタッチしたいと切に願っています。
今、それができるかどうかの岐路に自分たちは生きている。そう捉えて、日々の仕事をしております。
ですので、今回応募を考えておられる方は、上記のような時代認識を前提のうえでご検討いただければ幸いです。
つまり、就職すればあとは大船に乗った気持ちでぼんやり生きていける、そんな「平時」だと今という時代を捉えている方は、ご遠慮いただくほうがいいかと思います。
バトンタッチがうまくいくまでは、荒波の毎日がつづく。そもそもバトンタッチできるかどうかもわからない。それでも、自分たちは、その道を選んで、行く。自分たちがやらないことには、自分たちの好きな世界が将来「ない」ことになりかねないから・・。
そんな思いを共有できる方と、だからこそ、日々を笑顔で楽しく、一緒に働いていければと思っております。
勘違いしてほしくないのですが、「即戦力」を求めているわけではありません。
むしろ、全然、望んでいないといっていいくらいです。それより、誠実であること、心がしなやかであること、などを望みます。
とにかく、最初の3年は修行です。上記のような覚悟をもって日々を送ったとしても、出版の仕事で真に活躍していくための足腰を身につけるには3年はかかります。これまでの新卒メンバーも、4年目からの活躍をめざして働いてきてもらってきました(います)。
来年春、社内に、どんな新しくて気持ちのいい風が吹くかと今から楽しみにしています。
******************
☆募集要項
・応募条件:2020年3月に大学を卒業見込みの方
・採用人数:1名
・勤務地: ミシマ社 自由が丘オフィスor 京都オフィス(勤務地の希望はできません。あらかじめご了承ください)
・募集期間:2019年9月5日〜2019年9月12日 *この間に届いた書類のみ選考対象とします。
・雇用形態:正社員
・応募書類:履歴書+作文
* 作文は、下記の3つすべてを書いてください
・作文の課題:? ミシマ社 でやりたいこと or ミシマ社に思うこと
? ミシマ社の本を読んで(ミシマ社刊のどの本でも可能です)
? ミシマ社のこの本をこんなふうに広めてみたい!(?で選んだ本と違うミシマ社本で考えてください。できるだけ、「おもしろい」アイデアを出してください)
・選考過程:?書類審査(9月中旬)
?面接(9月中旬〜10月上旬)
?実地研修・2〜3日
?決定(10月下旬) *時期については変更の可能性があります。
・書類送り先:〒602-0861 京都市上京区新烏丸頭町164-3 (株)ミシマ社 京都オフィス 採用係
***************************************
募集期間が短いのは、多数のご応募をいただきました場合、
ちいさな会社ゆえ、通常の仕事と平行して採用の活動をおこなうので、どうしても実務に支障が出てしまうためです。
何卒ご理解いただけましたら幸いです。
来てくださる方、弊社、そしてかかわってくださるすべての方々にとって、未来が拓けていくような出会いであることを祈念しております。
よろしくお願い申し上げます。 ミシマ社代表 三島邦弘
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JUGEMテーマ:読書
9月7日(土)、待ちに待ったトークイベントが秋田で開催されます。
五城目町で300年以上、日本酒の蔵をつづけておられる「福禄寿」さんの社長・渡邉康衛さんとお話をします。
昨年、「ちゃぶ台」Vol.4(発酵×経済号)で小倉ヒラクさんたちと訪れ、震えるほどの感動をおぼえたのが、
康衛さんのお話でした。そこでの話が火種となって、「ちいさいミシマ社」レーベルを立ち上げることにもなりました。
うかがったお話の要点を言いますと、
・康衛さんがお父さんに呼び戻されたとき、日本酒は全く売れずに大量に残っていたそうです。それが、今や「一白水成」と言えば、飲みたくても手に入らない状態。この復活はいかにして達成されたのか?
・醸造酒を減らし、天然麹による純米酒づくりをメインにした。必然、生産量を3分の1ほどにした。
・また、先祖が始めた地元の水(日本酒には向かないと言われる硬水)を使うようにした。
このように大胆な舵の切り替えをおこなったからこそ「今」があるのだなぁ、と感じました。
ざっくり言えば、近代以降のやり方から近代以前のやり方に戻った。原点回帰した。
ただし、東京農大醸造科を出ておられる康衛さんの選択は、ただ過去に戻っただけではないはず。
最先端の技術や知見も取り入れておられるにちがいない。
イベントでは、舵切り替え時の核心とともに、そのあたりにも迫りたく思います。
くわえて、当日、「神事としての酒づくり」という面についてもぜひうかがいたいと思っています。
ミシマ社は創業当初より「一冊入魂」を謳っています。
「熱」や「思い」を込めて編集し、その熱や思いを減ずることなく読者へ届ける。
一冊入魂を簡単にいえばこうなります。
ただ、熱や思いという言葉だけではこぼれ落ちる何かが、あるような気がしてなりません。
もちろん、本づくりは神事ではない。
けれど、ひとりの仕事をする人間として、何かを敬う、畏れる、という感覚を自らに宿し、つくる対象へと練り込む。
そうした神事のような、宗教儀礼のような要素が、仕事にはあるのではないか。
そんな気がしてなりません。
300年以上つづけてこられた蔵だけがもちうる、そうした面の知恵があれば、ぜひ教えていただきたいと思っています。
いずれにせよ、ものづくりや小商いに携わる方々はもちろん、これからを生きていくすべての人に響く時間にしたく思います。
「ちゃぶ台」Vol.5に掲載できるのは、ほんのわずかです。
ぜひ、体感しに来てください! くれぐれもお見逃しなく。
お申し込みはこちらから。
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ディスカバー亀の町×ミシマ社 「ちゃぶ台」公開取材!
「本づくりと酒づくり〜ちいさいものづくりで目指すこと〜」
福禄寿酒造16代目社長・渡邉康衛さんと、ミシマ社代表・三島邦弘のクロストークが秋田市のディスカバー亀の町にて開催されます! 今回のトークテーマは「ちいさいものづくり」です!
渡邉康衛・・・1979年秋田県生まれ。福禄寿酒造代表取締役。1688年創業と秋田でもっとも古い酒蔵のひとつで、16代目社長を務める。昔ながらの銘柄「福禄寿」と、自ら立ち上げた「一白水成」の二つを二大看板とし、伝統を守る一方でこれまでになかった発想による酒造りで注目を集める。酒米の9割以上は秋田県五城目町産を使用するなど、地元産の酒造りに重きを置く。地元秋田県内の5つの蔵元からなるグループ「NEXT5」メンバー
三島邦弘・・・1975年京都生まれ。出版社二社を経て、2006年10月東京・自由が丘でミシマ社を単身設立。現在は、自由が丘と京都の二拠点で「原点回帰」の出版活動をおこなう。ほぼ全書籍の編集を担当。年に一度刊行の雑誌「ちゃぶ台」では編集長を務め、「お金や政治に振り回されない生き方」を求め取材。2018年刊行のVol.4では秋田も特集した。
●日時
2019年9月7日(土)
13:30 会場
14:00 開演
15:45 終了予定
●料金
¥1,500(1ドリンクつき)
※お席は先着30名となります、それ以上は立ち見となりますのでご了承下さい
●場所
ヤマキウ南倉庫 1F KAMENOCHO HALL KO-EN(秋田市南通亀の町4-15)
※当日、無料駐車場はありません。敷地内の駐車場はご利用いただけませんので、ご了承ください。お車でお越しの方は、近隣のコインパーキングなどをご利用ください。
詳細・ご予約はこちら
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福禄寿の渡邉康衛さんは、五城目町で330年続く酒蔵「福禄寿」で「一白水成」という今や押しも押されぬ人気のブランドを立ち上げた方。「NEXT5」メンバーでもあり、県内外に日本酒の新しい魅力を伝える活動もする傍ら、2018年5月には「下タ町醸し室 HIKOBE」という日本酒カフェもオープンするなど、五城目×日本酒でどんどん新しいものづくりをしていらっしゃいます。
雑誌「ちゃぶ台」vol.5では秋田を取材したミシマ社。そのミシマ社が、2019年7月に始めたたばかりの新しい取り組みが、「ちいさいミシマ社」という新レーベルです。人口減少のなかで多売が難しくなるなか、出版業でも継続的な小商いを実現するための取り組みですが、その大きなヒントになったのが、なんと福禄寿の酒造りだったのだというのです。
当日は「ちいさいミシマ社」はじめ、ミシマ社の本の販売もあります!
※なお、今回のディスカバー亀の町の内容は一部が「ちゃぶ台」Vol.5に掲載されます。
DiscoverKamenochoとは、秋田市南通亀の町にある「亀の町ストア」に、いろいろなゲストをお呼びして、お酒をのみながらお話を伺う秋田式トークライブです。
ディスカバー亀の町×ミシマ社 「ちゃぶ台」公開取材!
「本づくりと酒づくり〜ちいさいものづくりで目指すこと〜」
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この夏、仕掛け屋チームが、ハセガワを中心にせっせと作りこんでいた展示が国立新美術館のお土産物屋さんの一角(地下)で始まっています。
出版社がこの場所で企画展をおこなうのは、初めてだそうです。
ぜひぜひ、お運びいただけますと嬉しいです。
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会期:2019年8月21日(水)〜10月14日(月・祝)
場所:スーベニアフロムトーキョー(国立新美術館 地下1階 ミュージアムショップ)
小さな総合出版社・ミシマ社の「一冊入魂」の本づくりの世界をご紹介いたします。
創業から13年、本の内容はもちろん、装丁や制作、流通の面でも新たなことにチャレンジしてきたミシマ社。本展示では、一冊一冊の本がどのようにして生み出されたのか、制作資料や編集メモとともにご紹介します。色校正や装丁ラフ、編集者による手書きメモなど、普段は表に出ることのない資料も展示。一冊の本ができるまでの試行錯誤の数々やこだわりの片鱗を、ぜひご覧くださいませ。
みなさまのご来場、お待ちしております。
〒106-8558
東京都港区六本木7-22-2
東京メトロ千代田線乃木坂駅 青山霊園方面改札6 出口(美術館直結)
スーベニアフロムトーキョーのホームページはこちら
開館時間:10:00-18:00(金・土曜日は20:00 まで)
定休:火曜日(祝日または休日に当たる場合は開館し、翌日休館)
※ミュージアムショップへの入場は無料
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会場入り口に設置した「開催にあたって」を下記に掲載いたします。
*
ちいさいミシマ社展 開催にあたって
2006年10月、ミシマ社は東京・自由が丘に誕生しました。以来、「ちいさな総合出版社」として、「原点回帰」を掲げた出版活動をつづけております。2011年からは京都にも拠点を置き、全国に点在する「おもしろい」を求め、「一冊入魂」の本づくりをおこなっています。
本展示では、ふだん、「思い」とか「熱量」といった表現になりがちな「一冊入魂」を、可能なかぎり「見える」ようにしてみました。ちょっとした編集上の工夫であったり、制作過程で込めた「熱」の痕跡であったり……。そうしたものを編集メモとして書いて貼りました。著者の方々のコメントや、本づくりを全面的に支えてくださっているデザイナーの方々とのやりとりなども展示しております。
私たちミシマ社メンバーは、紙の本をつくり、届ける仕事を日々おこないながら、「紙の本っておもしろいなぁ」「やっぱりいいなぁ」と感じない日はありません。同時に、紙の本のもつ魅力はもっともっと追求できる、とも感じます。そして、その「紙の本の世界」を生かすには書店さんといかに共存できるかを考えなくてはなりません。そうした思いを、シリーズ「コーヒーと一冊」、シリーズ「手売りブックス」、ミシマ社の雑誌「ちゃぶ台」、そしてつい先日(7月20日)スタートした新レーベル「ちいさいミシマ社」などで実践しております。今回、こうした取り組みについても、わかりやすい展示を心がけました。
最後に、「本が好き」のコーナーで、皆さまの本に対する思いや、具体的に好きな本のことなど、どんどん書き込んで貼っていただけましたら幸いです。
この「ちいさい」展示が、おもしろい本をすこしでも知っていただける場に、また、本の世界がおもしろいということを共有できる場になりますことを願ってやみません。
2019年 夏 ミシマ社代表 三島邦弘
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こんにちは。
特に、募集という形では謳っていませんが、ミシマ社の仕事を手伝ってみたい、感じてみたい、と思う学生さんは、できるだけ受け入れたいと思っています。
その際、ご注意いただきたいのは、みなさんは、ゲストではありません。
来ていただく時間は、僕たちにとってイベントのような時間ではありません。
日常です。
あくまでも、僕たちは日々の仕事に集中しなければならない。その姿は、淡々としていて、ときにドライに映るかもしれません。
つまり、学校ではないので、僕たちから何かを教えたりという時間をとることはできない。
その点、重々承知の上で申し込んでいただければ幸いです。
いい本をつくりたい、いい出版活動をしたい、と全力で働く人たちがここにいるのは間違いありません。
そういう人たちの近くで、何かを感じたい、学びたいという人向けの枠。
それが、学生デッチと呼んでいるものです。
とはいえ、こうした枠を長年設けてきて、僕たちのほうが学ぶこと多々。
来てもらえるのは、とても嬉しいことです。
企画会議や仕掛け屋のPOPづくりなんかは、メンバーたちとワイワイ楽しくやっていきたいと思っています。
(交通費とお昼ご飯は弊社より支給します)
東京・自由が丘オフィス、京都オフィスともに、随時、受け入れています。
ご希望の方は、ミシマ社HPからメールをください。
お名前、学校名、学年、専攻、希望理由などを明記の上。
どうぞよろしくお願いいたします。ミシマ社 三島
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周防大島は、年に一度刊行する「ミシマ社の雑誌 ちゃぶ台」を創刊するきっかけとなった土地です。
3年前、初めて来島した際、この島で起こっている動きに、「未来の種」を感じました。
それをどうにかして、全国の人たちのもとへ届けたい。そのためには、雑誌そのものも「未来の種」でなければならない。
そういう思いで、「これまでにない雑誌」に挑戦し、かたちにしたのが、「ちゃぶ台」です。
ですから、文字通り、周防大島は「ちゃぶ台」誕生の地。
以来、毎号、中村明珍さん、内田健太郎さんの島民お二人に寄稿いただいております。
今年の10月に出た「ちゃぶ台 Vol.4」では、尊敬してやまない農家の宮田正樹さんへのロングインタビューも収録しています。
その周防大島がいま、大変な危機的状況にあります。
約9000戸の世帯で断水がつづいています。すでに二週間が経とうとしています。
「ツイッター」でも報告したことを再掲しますと、
「断水による生活の不便とそれによる事業の困難に見舞われてます。飲食業は一部休業を余儀なくされ、とりわけ小売業、観光業は観光客激減により大打撃を受けてます。まずは、周防大島のお店のネットショップなどで買い物をしてみてください!」
「周防大島で起こっている問題の1つに、2トン超のトラックは橋を渡れないことがある。それにより水の補給も船に頼るしかなく、とても事業者には回ってこない。例えば、ジャムズガーデンなどでは、水がないため生産ができない状態にある。みかん農家はまもなく収穫を迎えますが、トラックで輸送できない」
「言い出せばきりがありませんが、保育園、小学校などの給食がコッペパンと牛乳だけになったり、給水所から水を運んだ年配の方々が股関節を痛め、病院を訪れる患者が日に日に増えたり。そして復旧は12月中旬までかかるらしい・・。周防大島が置かれている状況は、けっして安穏としたものではありません。」
「忘れてはならないのは、今回の周防大島の困窮は天災ではないこと。ドイツの企業を母体とする民間会社による完全なるミスで起きた。それは絶対に「なかった」ことにしてはいけない。島の問題ではなく、自分たちの問題。それを感じるためにも、毎土曜はもちろん、可能な限り周防大島を訪れてほしいです。」
この間、自衛隊は引き上げ、島民の方たちは、ただじっと復旧を待つしかない状態です。
おそらく政府には、島の人たちを本気で救うつもりはないのだと思います。
・・・と書き出したら、それこそきりがないので、今はやめます。
とにかく、すぐに少しでもお役にたてることをやっていこうと思います。
先日、中村明珍さん(チンさん)、内田健太郎さんはじめ、島の方々とお話するなかで、以下をおふたりにはお願いしてきました。
・チンさんには、「無料で誰でも取っていってもらえる」給水所をご提供いただくことにしました。
その給水所に、ミシマ社からお水を随時、お送りするようにいたします。
・内田さんとは、毎土曜日、今回の「ご飯を食べる会」のような場を開催してもらう。そこに今回同様、ミシマ社からは無料で水をお配りする場所を設けていただく。その会で、島民の方々には無料の炊き出しなどをやりたい、と内田さんはその時言っていました。
それで、まずは、ミシマ社サポーターの方々にかぎってですが、寄付をお願いしたく思います。
上記の「ご飯を食べる会」の運営費(交通係の方への日当、炊き出し費用など)、そしてチンさんの無料給水所へ提供する水の費用を寄付から充てさせていただく存じます。
サポーターの皆様、ご無理いただく必要はありませんので、可能な範囲でお力添えいただけましたら幸いです。
(お一人 5000円以上からお願いできましたらと思っております。)
何卒よろしくお願い申し上げます。
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ご協力頂けます方、ご質問などはこちらまでお願いしたく存じます。
hatena@mishimasha.com
075−746−3438(京都オフィス)
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JUGEMテーマ:読書
一年に一度だけ刊行される雑誌『ちゃぶ台』。
その第4弾が、いよいよ10月19日に発刊となります。
(デザインは、創刊以来ずっと矢萩多聞さんです)
今号は、「発酵×経済」号。
「菌を、もっともっと!」
「やわらかな経済」
という2本の特集を、それぞれ別々に進めてまいりました。
一見、ぜんぜん違う二つのテーマが、ふしぎと絡み合い、重なりあっていきます。
そのなんとも言えない、愉快で不可思議な現象を体感いただきたいです。
本号の特集のまくらに私が書いた文章は「月刊ちゃぶ台」にあげましたので、ご高覧賜れば幸いです。
ほんとうに面白い雑誌になりました。一人でも多くの方々に読んでいただきたく切に願っております。
それで、できるだけ多くのところへ本雑誌とともに参りたく、思っています。
現時点で決まっている「ちゃぶ台ツアー」。
下記、どんどん更新してまいりますので、ちょくちょくご確認いただけますと嬉しいです!
どうぞよろしくお願いいたします。
【イベント】ちゃぶ台Vol.4発刊記念 イベント
出演・榎本俊二、三島邦弘
開催日:2018年11月2日(金)19時〜
場所:広島 蔦屋書店
〒733-0831 広島県広島市西区扇2丁目1-45
タイトル:
漫画家と編集者が見る! 瀬戸内はここが面白い〜広島南北問題もちょこっと
内容: 2010年4月、広島県三次市に移住した ギャグ漫画家・榎本俊二さん。現在「ちゃぶ台」に3年連続で「山陰移住ストーリー」を連載中。年に一度の雑誌「ちゃぶ台」で毎回、瀬戸内(主に周防大島)をとりあげるミシマ社の編集者・三島邦弘。この日は、ふたりが広島、瀬戸内に住むひとたちに「ぜひ!」とおすすめする本とともに、あらたな瀬戸内の魅力とこれからの可能性について話します。「ちょっと先の未来」に触れることができるかも(!?)な夜へ、ようこそ。
【イベント】島のむらマルシェ@山口県・周防大島
『ちゃぶ台』原点の地、周防大島にて「島のむらマルシェ」に参加します。当日は、編集長三島邦弘もかけつけます!
開催日:2018年11月3日(土)
場所:八幡生涯学習の村
〒742-2301 山口県大島郡周防大島町大字久賀1102-1
【イベント】ちゃぶ台Vol.4発刊記念 トークイベント
出演: 松村圭一郎×三島邦弘
『うしろめたさの人類学』(ミシマ社)の著者でもあり、『ちゃぶ台Vol.4』には「人間の経済 商業の経済」をご寄稿くださった松村圭一郎さんをお招きして、編集長三島邦弘との対談イベントが実現します。
開催日:2018年11月7日(水)19:15~
場所:恵文社一乗寺店
〒606-8184京都市左京区一乗寺払殿町10
・タイトル: 人間の経済をとりもどす!
・内容:『うしろめたさの人類学』でいきづまる世界に「スキマ」
年一度刊行の雑誌「ちゃぶ台」で、
ふたりが共通して求めるものに、「人間の経済」があります。
「人間の経済 商品の経済」を『ちゃぶ台Vol.4』
【イベント】香川県高松市に編集長三島邦弘が行きます!
『ちゃぶ台Vol.4』編集長三島邦弘によるトークイベントを開催します。
開催日:2018年11月15日(木)
場所:本屋ルヌガンガ
〒760-0050香川県高松市亀井町11番地の13 中村第二ビル1階
詳細は決定次第、お知らせいたします。
【イベント】高知県土佐町に編集長三島邦弘が行きます!
『ちゃぶ台Vol.4』の発売日に編集長三島邦弘によるトークイベントを開催します。
開催日:2018年11月16日(金)18:30~20:30
場所:あこ
高知県土佐郡土佐町田井1485
タイトル: 「本」で世界を面白く。「一冊」が起こす豊かさ。
内容:一冊の本と出会う。それが人生を変えることもある。
そんな大きな変化でなくても、日々の滋養のような効果が「
そうした生命のような「一冊」を生み出し、
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このたび、ミシマ社自由が丘オフィスでは、アルバイト募集をしております。
業務は主に、下記になります。
・編集アシスタント業務
・電話、来客対応
・書籍などの発送業務
・書類作成 などなど
編集チーム、営業チームそしてオフィス全般の運営サポートをしていただくことになります。
できれば、ミシマ社の書籍や出版活動に共感くださっている方がうれしいです。
たのしくお仕事ご一緒できる日を楽しみにしています。
<募集要項>
・人数:1名
・雇用形態:アルバイト
・勤務時間:平日9時〜18時(*時間は要相談)
・勤務開始:できるだけ早い時期を希望しています
・応募方法:履歴書&職歴書
・書類送り先:〒152−0035 東京都目黒区自由が丘2−6−13 ミシマ社採用係宛
・勤務先:上記
・募集期間:2018年9月4日まで *決まらない場合、延長あり
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このたび、ミシマ社京都オフィスでは営業事務のアルバイトを募集をいたします。
業務は主に、
・(書籍の)発送業務
・伝票づくりとその整理
・パソコンでの在庫管理
・受注電話の応対
・来客対応
など、になります。
基本的には、内勤業務がほとんどです。編集でも営業でもありません。バックヤード業務と言われることの多いしごとです。
ただ、それがあって初めて、書店への直接取引をしているミシマ社の出版活動は成り立ちます。
この活動を日々、ご一緒できる方を募集いたします。
発送業務大好き!
伝票づくり得意!
経理業務ができる方、なお嬉しいです!! (この方の場合、雇用形態もご相談させてください)
こういった方が来てくださると心強いです。もちろん、未経験の方であっても構いません。
楽しみにお待ちしております。
よろしくお願い申し上げます。
<募集要項>
・人数:1名
・雇用形態:アルバイト
・勤務時間:平日10時〜18時(*時間は要相談)
・勤務開始:できるだけ早い時期を希望しています
・応募方法:履歴書&職歴書
・書類送り先:〒606−8396 京都市左京区下堤町90−1 ミシマ社京都オフィス
・勤務先:上記
・募集期間:2018年9月4日まで *決まらない場合、延長あり
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昨年につづき、株式会社ミシマ社では、新卒採用の募集をおこないます。
早速ですが、以下、募集要項となります。
☆募集要項
・応募条件:2019年3月に大学を卒業見込みの方
・採用人数:1名
・勤務地:ミシマ社 自由が丘オフィスor 京都オフィス(勤務地の希望はできません。あらかじめご了承ください)
*入社数年間は、京都オフィスでの勤務の可能性が高いです。
・募集期間:2018年6月5日〜 6月11日 消印有効
・応募書類:履歴書 + 作文(下記の3つすべて書いてください)
をミシマ社京都オフィスへお送りください。
・作文の課題:? ミシマ社 でやりたいこと or ミシマ社に思うこと
? ミシマ社の本を読んで(ミシマ社刊のどの本でも可能です)
? ミシマ社のこの本をこんなふうに広めてみたい!(?で選んだ本と違うミシマ社本で考えてください。できるだけ、「おもしろい」アイデアを出してください)
・選考過程:?書類審査(6月中旬)
?面接(6月中旬〜7月上旬)
?実地研修・約1週間(7月中)
?決定(7月下旬) *時期については変更の可能性があります。
・書類送り先:〒606-8396 京都市左京区下堤町90−1ミシマ社京都オフィス採用係
募集期間が短いのは、多数の応募をいただきました場合、
ちいさな会社ゆえ、通常の仕事と平行して採用の活動をおこなうため、実務に支障が出てしまいかねないからです。
何卒ご理解いただけましたら幸いです。
来てくださる方、弊社、そしてかかわってくださるすべての方々にとって、未来が拓けていくような出会いであることを祈念しております。
よろしくお願い申し上げます。 ミシマ社代表 三島邦弘
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JUGEMテーマ:読書
現在、益田ミリ『今日の人生』かもがわ おさんぽ展を開催しております。
このゴールデンウイークは、多くの方々に来ていただき、とても嬉しかったです。ありがとうございます。
5月20日まで開催しておりますので、ぜひぜひ、お越しくださいませ!
詳しくは、こちらをご覧いただけましたら幸いです。
(ちなみに、ミシマ社の本屋さんの開店日は、毎週金曜日13時〜19時と、5月19日です)
以下、各会場入り口にあります、「開催にあたっての ごあいさつ文」を掲載いたします。
おかげさまで、この4月20日に、『今日の人生』
この一年間、全国の本屋さんで、
平積み期間がどんどん短かくなっている昨今、とても幸せなことだ
その感謝の気持ちをお伝えしたいとともに、
シャツ屋さん(モリカゲシャツ)、小さな書店(誠光社)、カフェ
この4か所をとことこ散歩しながら回ってもらえると、私たちの「
お散歩にはうってつけの季節ですし!
ミシマ社 三島邦弘
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リニューアル決定から約半年。
ついにこの日を迎えることができました。
まだまだ不完全なサイトではありますが、少しずついいものに、楽しげな場にしていきたく思っております。
「おもしろい」を1日1本、毎日更新していきます。
温かく支えていただけましたらとても嬉しいです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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毎日更新しているウェブ雑誌「みんなのミシマガジン」。
この4月1日正午より、デザイン、システムともに一新します。
どうぞご期待くださいませ!
それにともない、明日(3月26日)より約一週間、リニューアル工事に入ります。
そのため、ミシマガは一切ご覧いただけなくなります。
またリニューアル後は、現在のミシマガは新サイトに移行されず、読めない状態になります。
ぜひ、この機会にご覧いただけますと幸いです。
この間、支えていただき本当にありがとうございました。
一週間後、またお会いできますことを楽しみにしております。
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このページをご覧いただき、ありがとうございます。ミシマ社の三島と申します。
2006年10月に創業したミシマ社は、2013年4月より毎年、サポーターの方々とともに、その出版活動を運営しております。
本年4月からは、このサポーター制度、6年目に入ります。
この5年間、サポーターの方々に支えていただきましたおかげで、ミシマ社の活動は日に日に、充実したものになっております。
具体例をあげだせばきりがありませんが、たとえば昨年だけをみても、益田ミリさんの『今日の人生』がヒットしたこと、
傑作絵本『おなみだぽいぽい』でごとうみづきさんがデビューされたこと、
木村俊介さん『インタビュー』のような突き抜けた作品に挑戦できたこと、
6年以上、10年以上の歳月を重ねて作品を出すことができたこと(吉田篤弘さん『京都で考えた』、松村圭一郎さん『うしろめたさの人類学』)、などなど。
こうした、すべての本、すべての活動において、サポーターの方々の支えがありました。
もちろん、一冊一冊の内容は、著者の方々の「すごさ」「おもしろさ」によるものです。
そのすごさ、おもしろさを、もっともいい形へと「つくり」こみ、「届ける」のが出版社の役割であり、ミシマ社ではそれを「一冊入魂」でおこなっております。デザイナーさん、書店員さんをはじめ、多くの方々のお力添えを得て、そうした活動が可能となっています。
そして、こうした活動には、資金がどうしても必要です。
企業スポンサーがついた形でおこなう、など会社ごとに運営のしかたがあると思いますが、ミシマ社の場合、「ちいさな総合出版社」として独立性を保つためにも、特定の企業から資本提供を受けたり、広告費などを得る、などのことは一切しておりません。
日々、読者の方々が書店で書籍を買ってくださることによって、またこの5年間は、サポーターのみなさまからの「贈与」、物心両面においてのお力添えもあって、活動を継続できております。
*
このたび、2018年度サポーターを募集いたします。
過去5年間よりさらに、ミシマ社の活動を支えていただきたく、強く思っております。
といいますのも、この4月より、ミシマ社はまたすこしだけ新しくなります。
ひとつは、ウェブ雑誌「みんなのミシマガジン」のリニューアルです。デザインとシステムを一新します。実はスマホにも対応しておりませんでした・・・。そういう抜本的なところから細かなところまで、より「みんなの」雑誌になるように努めます。
もうひとつは、「手売りブックス」というシリーズを始めます。ミシマ社はこれまで書店直卸という営業スタイルをつづけてきています。そのやり方を踏襲しつつ、より熱量高いかたちで読者のもとへ届く道を開拓していきたく思います。
もちろん、本屋さんとの共存を念頭に入れて。本屋さんでも、「手売り」のような感覚で販売してもらう予定です(きっとそこから「未来の届け方」が見えてくると思っています)。
また、この4月より、3年ぶりに新卒の新人が加わります(サポーター制度を始めて以来3年連続で新卒メンバーが入社しました。全員、とてもいいふうに成長つづけており、これからミシマ社の活動を引っ張っていってくれるはずです)。
一冊入魂の本をつくり、届けつづける。その原点的な出版活動の実現には、「継続」が欠かせません。
そしてその継続を可能にするのは、「人」です。次世代を担う出版人が育っていって初めて、一冊入魂の出版活動は未来へとパスされていく。ミシマ社の一冊入魂の活動には、出版人の育成も含まれていると考えています。
いずれも、数年後、5年後、10年後、いえもっと、半世紀後、1世紀後を見据えたとき、「本」を取り巻く世界がより多様で豊かなものになっていくために欠かすことができないと思っています。
そこで、おりいってお願いがございます。
2018年度のサポーターになっていただけないでしょうか。
ミシマ社の「一冊入魂」の出版活動を、共に支えていただけましたら幸いです。
心よりお願い申し上げます。
以上長文となりましたが、お読みいただきありがとうございました。
お力添え賜りましたら幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
ミシマ社 代表 三島邦弘
2018年度 ミシマ社サポーターのご案内
◎ミシマ社サポーター【サポーター費:30,000円+税】
【特典】
・ミシマ社刊(2018年4月〜2019年3月)の本をすべて
→書店店頭での発刊前にお送りします
・サポーター新聞 →毎月、ミシマ社の新刊とともにお送りします
・「みんなのミシマガジン」サポーター限定サイトへのアクセス
→バックナンバー閲覧もサポーター限定になる予定です
・オリジナルに編集制作する「紙のミシマガジン」
→一年に一度(?)サポーターだけに贈ります!
・ミシマ社グッズはじめ、ミシマ社で作る冊子など
・ミシマ社主催イベントの割引
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◎ウルトラサポーター【サポーター費:100,000円+税】
【特典】
上記のミシマ社サポーター特典に加え、
・インプレスとのレーベル「しごとのわ」の本
・ミシマ社主催イベントすべて無料+代表・三島及びメンバーとのお食事会...etc.
......などを予定しております。
お申し込み方法
新規でサポーターのお申し込みをご希望の方は、下記項目を、お電話、FAX、メール等にてご連絡くださいませ。
クレジット決済をご利用の場合には、こちらから直接お手続きいただくことも可能です。
・お名前(フリガナ):
・性別、ご年齢:
・ご住所:
・電話番号:
・FAX番号:
・メールアドレス:
・サポーター種類:ミシマ社サポーター(3万円+税)or ミシマ社ウルトラサポーター
・お振込み方法:郵便振替 または クレジット決済 どちらかお選びください。
・クレジットの有無:
*ウェブ版の「編集後記」や紙版の「奥付」に、ご希望されるサポーターの方々のクレジットを入れさせていただきます。
掲載をご希望される場合には、
・お名前をそのまま記載
または
・掲載用のハンドルネーム のいずれかをお知らせください。
FAXご送付先:075-746-3439
E-mail:hatena@mishimasha.com
(件名「ミシマガサポーター申込み」にてお願いいたします)
TEL:075-746-3438
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このたび株式会社ミシマ社では、新卒採用を3年ぶりにおこないます。
2013年から3年連続で、新卒社員が入社しました。
この間、中堅メンバー含め、ひとりひとりが本当にたくましく成長してくれています。
その甲斐あって、まる3年かかりましたが、来春、もう一名、来ていただけることになりました。
メンバー一同、ご一緒に働くことができるのを心より楽しみにしております。
募集要項は以下になります。
☆募集要項
・応募条件:2018年3月に大学を卒業見込みの方
・採用人数:1名
・勤務地:ミシマ社 自由が丘オフィスor 京都オフィス(勤務地の希望はできません。あらかじめご了承ください)
*入社数年間は、京都オフィスでの勤務の可能性が高いです。
・募集期間:2017年6月28日〜7月6日 必着
・応募書類:履歴書 + 作文(下記の3つすべて書いてください)
をミシマ社京都オフィスへお送りください。(7月6日着分まで受け付けます)
・作文の課題:? ミシマ社 でやりたいこと or ミシマ社に思うこと
? ミシマ社の本を読んで(ミシマ社刊のどの本でも可能です)
? ミシマ社のこの本をこんなふうに広めてみたい!(?で選んだ本と違うミシマ社本で考えてください)
・選考過程:?書類審査(7月上旬〜中旬)
?面接(7月中旬〜8月上旬)
?実地研修・約1週間(8月中)
?決定(9月初旬〜中旬) *時期については変更の可能性があります。
・書類送り先:〒606-8396 京都市左京区下堤町90−1ミシマ社京都オフィス採用係
「ちいさな出版社」ゆえ、採用担当がいるわけではありません。
通常の仕事にくわえて、選考をおこないます。そのため、いわゆる新卒採用の基準からすれば、時間がかかるかもしれません。
ただ、書類のひとつひとつに、真剣に向き合いながら、来てくださる方にとっても、弊社にとっても、幸福な出会いになるよう全力で臨みます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。 ミシマ社代表 三島邦弘
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おかげさまで、益田ミリさん著『今日の人生』は、発売一ヶ月半で5刷・4万部を突破しました。
これもご愛読いただきました全ての読者の方々のおかげです。
本当にありがとうございます。
「この本を出してくれてありがとうございます」
日々いただく読者はがきの中でも、こう言った声がとても多いのが、本書の特徴です。
拝読するたび、もっともっと多くの方々が本書を待っているにちがいない。
と確信を深めております。
そのために、ちいさな出版社ではありますが、できることを少しずつおこなってまいります。
新聞広告もそのひとつです。
毎日新聞 に全5段の広告を出しました(6月13日掲載、大阪版は14日)。
ますます待っている方々のもとへ届きますように。
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朝日新聞(2017/5/30、西部・北海道は31日)に、入魂の広告を出しました。
益田ミリさん『今日の人生』。
一本広告です。
創業以来、10年と半年の間で、こんなに短期間に多くの方々に読んでもらえた本はありません。
10代から60、70代まで、男女を問わず、多くの方々から毎日、読者はがきが届きます。
「じゅわーっと涙が溢れてきた」
「笑って、泣いて、感動しました」
など、表現は違いますが、どの方も、「読んでよかった!」という思いを、溢れんばかりに伝えてくださっています。
ますます、多くの方々に読んでもらえますよう、出版社として努めねば、と思う日々です。
新聞広告なども、今後は積極的に出す予定です。
読んでくださった方々は、周りの方々にもご紹介いただけますと、とても嬉しいです。
ひきつづき、よろしくお願い申し上げます。
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こんにちは。ミシマ社の三島です。
とりわけ、大学生の皆さん、はじめまして。
今日は、学生の方で、ミシマ社で働いてみたい、と思っている方へご連絡です。
かれこれ8年以上前、初めて学生デッチを受け入れました。
ある方に頼まれて、「(息子を)置いてやってほしい」と言われたのがきっかけでした。
それまでインターンは全てお断りしていたのですが。
その後、ときどき、おおやけに募集することになりました。
というのも、手伝ってもらって助かっただけでなく、なにより、真剣に働く若い人と場を共有することが、私たちにとっても、とてもいい刺激と学びになったからです。
とはいえ、この数年は大々的に募集というかたちをとっては来ませんでした。
今回、そのデッチメンバーを久しぶりに募集することにします。
そのきっかけは、先日、春休みを使って、山形から自由が丘へやってきて、3週間、自主的にデッチをしてくれたKさん。
とても感じよく、健気で一生懸命で、その姿に、メンバー一同感銘、
「デッチさんいいなぁ」という声が自然発生的に上がってきたのでした。
Kさんにとっても、いい時間だったようで、山形に戻ってから、手書きのお手紙を頂戴しました。以下はその抜粋です。
「デッチとしてやって来たとき、この三週間で出版について、社会人としてのマナーについてなど、確実に何かしらを学びたい、と思っていました。同時に、もし何も自分の中に変化がなく、学ぶことができなかったらどうしよう、などという不安も抱いていました。
しかし、そのようなことを悩んでいても何も変わらないので、私はとにかく一生懸命にがんばろうと毎日思い、一緒にお仕事をさせていただいました。
そうやって毎日、御手伝いをさせていただいているうちに、何も学べずに終わってしまったらどうしよう、といった不安はなくなっていました。とにかく一生懸命に取り組むことの大切さを身をもって実感しました。(以下略)」
Kさんと同じような感想をもつ学生がいるのであれば、という思いで、今回、募集をいたします。
◎2017春デッチ・募集要項
・応募資格
大学生、短大生、専門学校生
・場所
ミシマ社自由が丘オフィス (〜2名)
ミシマ社京都オフィス (〜2名)
・内容
掃除からPOPづくり、イベントのお手伝い、「みんなのミシマガジン」の企画・取材などなど。
毎日、どんどん変わっていきます!
・期間 2017年4月中旬から数カ月(要相談)
・勤務日 特に決まっていませんが、期間中は可能なかぎり入っていただくほうがいいと思います。ただし学校の授業は優先ください。
*掃除からご一緒したいので、出社できる日は朝からがベストです。
◉募集期間
本日より2017年4月17日まで → 2017年4月21日まで延期します!(告知が遅れたため)
◉応募方法
メールで下記を添付のうえ、お送りくださいませ。
hatena@mishimasha.com
件名:デッチ!
住所、氏名、連絡先などを記した簡単な履歴書・作文(志望理由・ミシマ社の本を読んでの感想(その本と、どこでどうで出会ったかも、記述いただけると嬉しいです))
よろしくお願い申し上げます。
ミシマ社オフィスでお会いできるときを楽しみにしています。
]]>JUGEMテーマ:読書
こんにちは、ミシマ社の三島です。
3月8日より、突然、メルマガを始めることにしました。
すでに、「ミシマ社のメルマガ」内にて、「ミシマのメルマガ」というコーナーを設けております。
毎週水曜日午前の配信です。
(私の担当は週一ですが、毎日、週替わりでミシマ社メンバーが「みんなのミシマガジン」レポートをしたり、随時、イベント、新刊情報などを配信しております)
おつきあいのほど、よろしくお願い申し上げます。
以下、第一回の「ミシマのメルマガ」です!
*******************************************
みなさん、こんにちは。そして、はじめまして。
今日より、毎週一回、メルマガを書くことにいたします。 個人的には、どちらかといえば馴染みの薄いメディアでしたが、
毎週水曜日、手紙を書くつもりで配信してまいります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
ごあいさつ――単行本に載らない編集後記 その1
先日、新潮社の雑誌「考える人」の休刊が発表されました。
もちろん、私も例外ではありません。なんといっても、「
その本『言葉はこうして生き残った』は、
もともと、このメルマガは、初代編集長・
そのやり方がいかにも河野さんらしいのですが、
それが、原稿用紙にして8−15枚のメルマガを週一回書く、
そのメルマガも、
「「考える人」がなくなる。(一度決まった以上)
私は、むろん「考える人」の編集にかかわったことはありません。
先の河野さんの言葉が、まっすぐ私の胸に飛び込んできたのです。
そして次の瞬間、迷いなくこう思っていました。
「メルマガをやろう」
たとえ、お二人のようなすごいものを書くことはできなくとも、
・・・というわけで、
身辺雑記的なもの、読書感想もやります!(
加えて、自分が読みたいと思うものを書くことにします。
で、考えたのが、こんなお題です。
1週目 単行本に載らない編集後記
2週目 「ちゃぶ台」編集前記
3週目 出版社のシャッチョさん
4週目 今月の一冊、ときどき映画
一週ごとにこんなお題で執筆、配信する予定です。
末永いお付き合いのほど、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
河野通和『言葉はこうして生き残った』http://
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2年前、今から思えば必然としか思えないのですが、ふしぎな縁か
そして、ミシマ社の初の雑誌『ちゃぶ台』(2015年10月刊)
16年10月に出た第2
ところで、この『ちゃぶ台』、毎号、公開でおこなう企画会議「寺
今回は、本年10月に発刊予定の第3弾に向け、最初の「企画会議
いったい、『ちゃぶ台』は、どんなふうに生まれ、作られるのか?
そもそも、企画会議、アイデア出しってどんなふうにするの?
また、ミシマ社では、つくって終わるのではなく、「届ける」
「一冊入魂」
その「つくる」から「届ける」
第1部の前半では、「つくる」から「届ける」までのミシマ社のやり方について、ミシマ社営業メンバーの渡辺とともに、語りたく思います。そして後半で、「企画会議」的なものを、皆さんにもご参加いただき、おこなう予定です。
第2部では、いまもっとも聞きたい話を、三人の農家さんにうかがう予定です。
とにかく、私自身、今からわくわくしています。
当日、お会いできるのを楽しみにしております。
(島のあさマルシェには、「ミシマ社の本屋さん」として出店いたします!)
お申し込みは、こちらからお願いいたします。
<寺子屋ミシマ社 in 周防大島>
第1部 15時〜17時 ミシマ社の雑誌『ちゃぶ台』が今日生まれる!?ーー「つくる」 出演:三島邦弘(ミシマ社) 渡辺佑一(ミシマ社)
『ちゃぶ台』第3弾、いよいよ始動! 雑誌づくりの最初の一歩である「企画会議」を、 『ちゃぶ台』ってこんなふうにできるの? 本や雑誌が「生まれる瞬間」をお見逃しなく!
第2部 17時半〜19時 いま、何かをつくって生きるということ〜〜『ちゃぶ台』 出演:宮田正樹(農家)、内田健太郎(養蜂家)、中村明珍(農家兼僧侶)、三島邦弘(ミシマ社)
『ちゃぶ台』第1弾、 移住して生き「つづける」ということ。自然と向き合い「 いま、三人が考える「つくって、生きる」に迫ります。 *ただし、第1部の企画会議を受けて、 |
開催場所:八幡生涯学習のむら 山口県大島郡周防大島町久賀1102-1
日にち:2017年4月1日(土)島のあさマルシェと同日開催
参加費:事前予約:2000円(お茶・当日つきたてお餅付き)
1部のみ/2部のみ参加:各1300円
(小学生以下無料)
当日・それぞれ500円増し
お申し込みは、こちらより!
ご来場、心よりお待ちしております。
|
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ご報告が遅くなりましたが、ミシマ社はこの3月1日より、以下のような体制で仮スタートをきっております。
なお、本格スタートは本年4月1日からの予定です。
代表はひきつづき、私、三島邦弘がおこないます。
大きな変更点としては、営業業務の本部機能(受注、発注、請求業務など)の中心を、
自由が丘オフィスから京都オフィスに移します。
それにともない、ミシマ社の最古参メンバー渡辺佑一が京都オフィスへ異動。
また、仕掛け屋チーム・長谷川も京都オフィスへ。
今後は、「手練れ意匠部」(byバッキー井上)とチーム改名・再編して、
他社さんのお仕事も受注するようにいたします。(主にイラスト)
つまり、京都オフィスが営業の本部機能をにない、加えて、新事業として「手練れ意匠部」が京都で発足する。
このようになります。
メンバーの所属は、下記のようになります。
・自由が丘オフィス(星野、池畑、鳥居、新居、岡田)
*新居は現在、数カ月間限定での自由が丘オフィス研修中です。その後の配属は未定。
・京都オフィス(渡辺、長谷川、田渕)
*鳥居の所属先は、自由が丘オフィスですが、住居との関係で京都オフィスにも頻繁に出社します。
私は、ひきつづき、両方を行き来します。
こうすることによって、20代の若手メンバーが、自主性をもって高めて、仕事に臨めるように。
そして、30代以上のメンバーが、より責任ある仕事を担っていくことをめざします。
*
なぜ、このような体制をとることにしたのか。
と思われた方のために簡単にご説明いたします。
二拠点体制がスタートしたのは、2011年4月。実質的には、翌年の12年4月からといっていいと思います。
しかし、「二拠点」と謳いながら、実際にはメンバーがほほ固定していました。
もちろん、一箇所にいつづけることで初めて深まる仕事があるのも事実です。
ただ、ミシマ社のこの数年でいえば、「深まる」よりもむしろ「居着く」に逆作用していました。
(詳細は省きますが、居着きは武道においてもっとも避けるべき行為です)
とくに、ミシマ社は会社が若いだけでなく、メンバーもきわめて若いと言えるはず(出版界においては間違いないかと)。
にもかかわらず、「居着く」ようなことが少しでも起きるのは、言語道断。
もっともっと、濃い仕事に全身でぶつからなくては。
そうした経験を通して、日々謙虚に、多くを学び、多くを身につけなければーー。
それなくして、個人としても、会社としても、「先」などあろうはずがありません。
すくなくとも、ミシマ社という会社は、「そういう」会社です。
「おもしろい」を通して、世界に貢献する。
10年前、この宣誓をもって始まった出版社です。
仮にも、他者に貢献しようと思うのなら、居着いている場合ではない。
若年寄のように守りに入っていては、もはや会社の存続意義すらない。
私はそのように考えています。
いずれにせよ今後は、より流動性の高いチーム運営を心がけるつもりです。
ひとことでいえば、二拠点体制の良さを生かしていく。
以上が、新体制の理由です。
言うまでもなく、体制というのは、かたちにすぎません。
ただし、これは会社としての意思を表明した「かたち」であるのも事実です。
このかたちに血を通わせ、実体あるものにしなければなりません。
つまりは、この「かたち」をとることで、さらにいっそう、一人でも多くの方々に喜んでいただける仕事を、メンバーひとりひとりができるようにならなければいけません。
そうなるよう、メンバー一同、日々邁進してまいります。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
]]>JUGEMテーマ:読書
2月半ば、衝撃のニュースが流れました。
新潮社の雑誌「考える人」が4月で休刊・・・。
縁あって、「考える人」創刊編集長の松家仁之さんと対談させていただいたこともあります。
そして、なんといっても、現編集長・河野通和さんの最初の著作『言葉はこうして生き残った』を弊社から1月末に刊行したばかり。
ニュースは、発刊から数週間後の出来事でした。
もちろん、休刊の知らせは寝耳に水。まして、その理由など想像もつきません。
ひたすら残念だと感じるのみです。
いまとなっては、こう思うしかありません。
「考える人」編集長が残したいと願った言葉は、「こうして」(本となって)「生き残った」。
雑誌はもう出なくなるかもしれませんが、本というかたちのなかに、言葉は、そこに心血を注いだ人の魂は、しっかりと宿り、これからもずっと生き続ける、と。
それがせめてもの救いのように感じる一方で、自分たちが果たせねばならぬ「届ける」という行為のもつ重さをひしひしと感じます。
本当に「生き残った」となるかどうかは、私たち次第ですから。
一冊入魂。
これは、つくるところで留まっていてはならぬもの。
届け、届けつづけて、初めて、言葉と行為が一致しはじめます。
松家さんを引き継ぐ思いを綴った言葉から始まる本書。
その本を発刊した私たち小さな出版社は、二人の、大先輩であり名編集長の思いをずっしり担っていると言えます。
その重さとありがたさを全身で感じつつーーナウ・オン・ボード。
*ちょうど昨日(2月26日)産経新聞にて、河野さんの著者インタビューが掲載されました。
記者の方が、河野さんのお人柄、誠実さを見事に表現してくださっています。
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JUGEMテーマ:読書
「シリーズ22世紀を生きる」は、私が尊敬してやまない方々に、全身全霊で「聞く」というところから始め、これからの時代を生きていくための深い知恵を得教えていただこう、という試みです。
2012年9月に、第一弾としてバッキー井上『人生、行きがかりじょう』を発刊。
以降、第二弾・安田登『あわいの力』、第三弾・平川克美『「消費」をやめる』、そして第四弾に、内田樹『街場の戦争論』を2014年10月に出しました。
あれから2年ぶりとなるシリーズ第五弾が、釈徹宗『お世話され上手』なのです。
まさに肝いりのシリーズなのですが、なかでも本書は、個人的にとても大きな影響を受けた一冊でもあります。
たとえば、認知症グループホーム「むつみ庵」を運営する釈先生の空間づくりの発想など。
「むつみ庵に来れば誰もが実感できると思う。明らかに仏間・お仏壇が家の方向性を生み出している。(略)
認知症の人でも、けっしてお仏壇に足を向けて寝転んだりしない。
床の間などはなくても困らない。なくても暮らせる。(略)しかし、床の間をつくってしまうと、そこを荷物置き場やゴミ置き場にするのは抵抗がある。やはりお花を生けたり、お香を置いたり、掛け軸を掛けたりする。
あってもなくても暮らせるが、あれば気になるものがある生活とない生活は違う」
こうした釈先生の実践とお言葉が、ミシマ社の古民家オフィスや私の自宅の随所に生きています(実際、京都オフィスの床の間に掛け軸をかけているのも、自宅に仏壇を置いたのも、本書の影響にほかなりません)。
現代の効率最優先の考えからは「不合理」と認定されるようなところに、文化が宿り、育成させる。と釈先生は述べられています。
これは、私も実感するところです。なにも文化を生み出しているといいたいわけではなく、ただ、すくなくとも、そういう不合理だらけの諸々がミシマ社の本づくりや会社運営の基礎を成しているのは間違いありません。そしてそれは、自分の生命力を無意識下で高めてくれている、そんな感じを確かにもっています。
このように実際に生きた知恵をいっぱい授けてくれる一冊なのですが、鷲田清一先生が、朝日新聞(2017/2/17)の「折々のことば」でご紹介いただいた一文は、ここでした。その目のつけどころにただただ脱帽・・・。
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JUGEMテーマ:読書
書評を拝読して、震えました。
自分よりずっと年下の同業者の著作を、こんなふうに評されるなんて・・・。
建築家・隈研吾さんが、
光嶋裕介さん著『これからの建築 スケッチしながら考えた』を、信濃毎日新聞で絶賛くださいました。
「本当に、素直でフラットでスムーズな建築論である」
という書き出しにつづけて、「(略)旅と日常という境がまるでなく、歴史に残る名建築と旅先であった渋いジャズ喫茶の境もなくて、すべてがフラットでスムーズに進行していくのである。こういう建築の記述方法は、今までなかった。
普通のようでいて、実に新しい種類の建築本なのである」
「普通のようでいて、実に新しい種類の建築本」。
その理由を隈さんは、こう分析されます。
「それは建築が特別なものであった時代が終わったということである」。
書評内において、今をときめく建築家である隈研吾氏が、「建築の一時代の終焉」を告げたのです。
これは、歴史的な事件といっていいのではないでしょうか。
「建築という特別なものを、建築家という選ばれた特別な人が作るということを、われわれは当たり前のことだと思って育ってきた。」
「しかし光嶋さんという建築家は、すでに違う時代、違う場所にたっている。」
同時代の後輩建築家のことを、「違う時代、違う場所にたっている」と断定。
これは、簡単なようでいて、とても勇気のある発言です。
若手の考えを斥けることで、自分の立場を優位に立たせようとする。そういうやり方で後輩を厳しく迎えることだって、可能であるはずです。
しかし、隈さんは、光嶋さんの姿、考えに、新しい時代を見出された。
それは、隈さんが大家であることに安住するのではなく、現役の一建築家として時代に真正面から向き合っておられる、そのなによりの証左といえると思います。
「そこでは建築は特別なもの、突出するものではあってはならず、(略)周囲の環境の全体性へと響き合って育つ、植物のようなものへと変わりつつある。」
本書評が建築新時代の幕開けの宣言となり、本書が建築新時代の旗印的一冊とならんことを願ってやみません。
隈研吾さん、すばらしい書評を本当にありがとうございました。
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JUGEMテーマ:読書
ミシマ社の雑誌「ちゃぶ台」「ちゃぶ台Vol.2 革命前々夜号」が、「中国新聞」(2017/1/3)の社説に載りました。
年始の社説で、取り上げていただけたのは望外の光栄です。
「出版」を「農業」にたとえて、耕すところからおこなっている。
この雑誌もまたそうです。
というようなことを取材ではお答えしたのですが、
おそらく、農業、出版にかぎらず、耕すところから始めることが、
あらゆる産業において必要なのではないか、と直感しています。
「ちゃぶ台」の二冊が、そんな直感を共有できる方々にとって、
少しでも参考になれば幸いです。
Vol.2の目次を、下記に掲載しておきます。
*「ちゃぶ台Vol.2 革命前々夜号」目次
はじめに
特集0 「食×会社」を考える
周防大島の農家さんを訪ねて
山本ふみこ /おみおつけの<み>を何にするか
特集1 会社の終わり、companyの始まり
平川克美 /株式会社の終焉
近藤淳也 /会社の人たちと「食べる」ことについて
中山咲子 /まかないのさっこちゃん
山口ミルコ /ダーチャでニチェボー
藤原辰史 /縁食論――孤食と共食のあいだ
植本一子 /言葉をもらう
榎本俊二 /ギャグマンガ家山陰移住ストーリー
ブックレビュー 内澤旬子『漂うままに島に着き』
佐藤ジュンコ/甘辛ジュンコの人生案内
矢萩多聞 /おなじ釜のビリヤーニー
特集2 百姓のすすめ
宮田正樹 /命をつなぐ仕事を
小野邦彦 /ブレのある野菜を流通・販売する
後藤正文 /どんな音楽を選んで聴くのかも、どこかで社会に関わってる
井川直子 /過去のすべてに恩返しする
鷲田清一 /集団として生き延びていくために
中村明珍 /里山のDIY野郎
内田健太郎 /マルシェを「つづける」ということ
加地猛 /コンビニをやりたい
益田ミリ /なんとなく、未来の夏休み
少し長めの編集後記
JUGEMテーマ:読書
三砂ちづる先生の『女たちが、なにか、おかしい〜おせっかい宣言』が、
東京新聞に書評掲載されました(2017年1月15日付、評者・橋本克彦氏)。
「どこから読んでも挑発気ぎみで面白いエッセイだ」
の一文から始まる書評。
「〜著者が支持する渡辺京二の「生の原基」の上に立ち上がった社会現象への視線は優しく厳しい。
とりわけ女性の自己実現を巡る強迫神経症的思い込みについての考察に賛成し、おかしいのは日本社会だと、つけ加えておく」
最後は、こんなふうに締めくくられていますが、
では、どうしていけばいいのか?
著者の視点はあくまでも慈愛にあふれた「おせっかい」で、
どこまでいっても女性の味方です。
女性たちの目を開き、新たな人生の可能性を開く。
そんな提案に満ちた一冊になっています。
女性はもちろん、ぜひ男性にも読んでいただきたいです。
そして、男女問わず、ひとりの人間として生命力が上がるきっかけになれば、と願ってやみません。
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本日付の京都新聞「新春座談会」に登場しました。
本上まなみさん、森見登美彦さん、上田誠さん、という京都に縁の深いみなさんとのおしゃべりは、
同世代ということもあり、とても和やかで、愉快で、ずっと話していたくなるような時間でした。
ちなみにこの座談会で、上田誠さんが、(東京で公演するときは)「インド人」の感じで勝負に行く、という発言をされました(一同、まさかの喩えに大爆笑でした)。
それを受けて、いっそ「インド人」対談を聞いてみたい!と思いついたのですが、
なんとそれが実現の運びに。
『たもんのインドだもん』でお馴染みの矢萩多聞さんと、
上田さんとで「京都で表現活動をすること」についてお話いただけることになりました。
⭐︎1月20日(金)京都丸善にて
上田誠さん&矢萩多聞さん トークイベント 「ぼくたちインド人だもん」
今から楽しみでなりません!!
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元日、凧揚げをしたと申しましたが、
翌日、同じ鴨川を自転車で走っているとき。
上空をふと見上げると・・・
木に凧が引っかかったまま残されていました。
「あっ」
凧揚げを楽しんでいた親子の「時」までも、そこに残されているかのようでした。
おそらく、ひっかかった瞬間、
楽しい時が、不安な時へと急反転したことでしょう。
その瞬間の心までもがそのまま保存されているような感じさえしました。
もっとも凧本人は、知らぬ存ぜぬ、ぷらぷら揺れるのみ、でしたが。
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2017年が始まりました。
旧年中はたいへんお世話になりました。
本年もミシマ社を、何卒よろしくお願い申し上げます。
* * *
元日は、鴨川の北大路橋の南側で凧揚げをしました。
凧揚げなんていったい何十年ぶりだったでしょうか?
おもちゃのような西洋凧は、簡単に風に乗ってくれるため、
苦もなく大空へと舞い上がりました。
本年が皆様にとりまして健やかで心豊かな一年でありますように。
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今日の「みんなのミシマガジン」今日のひとことに、ミシマ社古参の渡辺が、こんなことを書いておりました。
皆さまにとって、2016年はどんな一年でしたか? 私たちミシマガジン編集部は、元旦から大晦日まで、毎日記事を更新しつづけることができ、いま、ちょっとばかりホッとしています。執筆いただいている書き手の皆さま、運営を支えていただいているサポーターの皆さま、毎日読みにきてくださる読者の皆さま、日々の更新や毎月の紙版ミシマガ作成に関わってくださる皆さま、今年も大変お世話になりました。みんなの、みんなによる、みんなのための雑誌。それが、「みんなのミシマガジン」です。明日から始まる2017年のミシマガジンにもどうかご期待くださいませ。本日は月末恒例「編集後記」をお届けします。それでは皆さま、良いお年をお迎えください。
私の思いも、まったく同じです。一年を通じて、さまざまなかたちで関わってくださった皆様、ミシマガ並びにミシマ社の本を読んでくださった皆様へ、心から感謝しております。本当にありがとうございました。
ちなみに、「編集後記」で私は、こんなことを書きました。
30年後、2016年を振り返るときがあったなら、70歳を超えた私はどんな感想を述べるでしょうか。「いやぁタフな年でしたよ。ふぉふぉふぉっ」と笑顔で語るじいさんが理想。「知らん、そんなことは知らん!」などと周りに一切理解されない頑な老人にだけではなっていたくないな。「はて、30年前ですか、えー、赤ちゃんじゃったろうか」。こんなふうになっていないとも言えませんが・・・。はて、もう今年も残すところ半日じゃわい。ーー皆様、今年一年ありがとうございました! 来る年が良き一年でありますように。(三島邦弘)
どうぞ良いお年を!!
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つまりは、
「マイナンバーはやめましょう」
ということに尽きます。
内田樹先生がツイートとされていた通りです。
「間違っていました。やめます」という英断を期するのみです。心から。
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ツイッターで、こんなつぶやきを見ない日はありません。
タイムラインで流れるのを見るにつれ、ああ早くブログを更新したい!
という思いに駆られつつ、早一カ月が経ちました。
仲良くさせていただいている方々から「やってられない!」系苦情を聞くたび、「僕はこうしてますよ」と言うと、なるほど!と言っていただけることしばしば。
それで、これはブログに書くほうがよさそうだ、と思ってきたのです。
以下、個人と会社、それぞれの対応のしかたを書こうと思います。
まずは、個人の対応から。
私自身、ときどき講演などを依頼されることがあると、
依頼先がちょっとおかたい組織の場合なんかだと、「マイナンバーの提示」を求められます。
そのたび、こう答えるようにしています。
「マイナンバーを受け取っておりません」(事実です)
そのうえで、
「仮に受け取っていたとしても、個人情報保護の観点からお教えできません」
たいてい、これでわかりました、となります。
ですが、もしこれで納得しない(やや硬直気味な)団体が出てきたときは、このように答えるつもりでいます。
「提出したとして、もし、貴団体から情報が流出したとき、
どのような責任と補償をとっていただけるのでしょう?」
なんだかクレーマーっぽくて嫌なので、言う機会がないことを願うばかりです。
さすがに、ここまで言えば、「ふつう」であれば引き下がるはずです。
が、世の中、よくいえば慎重なのですが、臆病というのが適当な、しぶとい組織があるものです。
「マイナンバー提出拒否のついての確認書」なるものを求めてくるところがあるそうです。
「私が被る一切の不利益について理解し云々」といった書面にサインを求めるケースがあるとのこと。
こういうところに対しては、逆に、こちらも書面を用意し、先方にもサインをもらうしかないでしょう。
つまり、「漏洩リスク」に対し、責任をとってもらう旨を書面化する。
たとえば、「万一、貴団体から情報が漏れた場合、こちらが被る一切の不利益に対して全責任を負うものとする。
また、それによって生じる経済的、精神的損失に対して全面的に補填する義務をもつ」といった文面で。
念のため申し上げますが、ここで書かれていることはすべて、私個人の対応のしかたです。
しかも私はマイナンバーの専門家であるわけもなく、その知識もゼロにひとしい。
ただ、それだけに、自分が責任を負える範囲を超えてはいけない。
そのことだけは知っているつもりです。
そして、「絶対に漏洩しない」ということは絶対にない、ということもわかっているつもりです。
マイナンバーに帰属する情報が大切なものであればあるほど、自分で守るしかない。そう考えています。
ですので、会社としての対応も、必然、個人としての対応に比例したものになります。
結論から申せば、
「そんな大切なものを、とうてい、会社は預かれません」。
ミシマ社は、関係者の方々のマイナンバーを扱わない方針をとっております。
とてもじゃないですが、わざわざ危険を抱え込むようなことはできません。
先ほど申したように、必ず漏れるのですから。
私たちは出版社として、「一冊入魂」を掲げ、日々の出版活動に打ち込んでいます。
たとえば、一冊の本をつくるばあい、著者や担当編集者はもちろん、
プロの校正者およびミシマ社メンバーも全員、何度も何度も原稿を読みます。
それでも、ミスが出ることがあります。
所詮、そのレベルだ、と言われたら、はいそうです、とお答えするほかありません。
ただ、それを自覚するだけに、本業以外のところで、絶対ミスを犯すな、と言われても、「絶対」なんてことは口が裂けても約束できないのです。
約束できないものを、「言われたから」という理由で抱え込むことほど愚かで無責任なことはないでしょう。
マイナンバー収集は、将来に大きな爆弾を抱え込むにひとしい。
これが、マイナンバー専門家ではないが、自社についての責任はすべて負うつもりでいる、会社の代表である私の嘘偽らざる実感です。
いやいや、漏洩しないようセキュリティをしっかりすればいいではないか。
こんな反論もあるかと思います。
これに対しては、ひとつは、そのお金と時間と労力があれば、本づくりに使いたい。
そして、メンバーひとりひとりに還元したい。
これが心からの叫びです。
次に、たとえそれがすべて満たされたとしても、
完全完璧なセキュリティなど、中小企業でつくることができるのでしょうか。
国や大企業が、絶対安全と言われた原発に、いったいどれほどのコストをかけてきたというのでしょう。
それでも「漏れる」のです。
そして、一度漏れてしまったあとの回収・修復コストは、もはや天文学的ではないですか。
マイナンバーは原発とは違いますが、中小企業にとっては、同程度のデンジャーといっていいでしょう。
そのデンジャーをわざわざ抱えるなんて・・・。
ちいさな会社を毎日必死に営む身にとっては、愚の骨頂にしか思えません。
以上のような理由で、ミシマ社はマイナンバーを扱わないことにしております。
何卒ご理解いただけましたら幸いです。
私たちの仕事のひとつひとつはすべて、「一冊」に行き着くものでありたいです。
思いをこめてつくった「一冊」となって、本屋さんでお会いできるのを楽しみにお待ちしています。
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拙著『計画と無計画のあいだ』の韓国版ができました!
ずいぶんと表紙デザインが変わりましたね。
タイトル文字が躍っている感じがして、なんだか、かわいいです。
ちなみに、ミシマ社ロゴの漫画が表紙にいくつか使われていますが、
顔のひとつには「ミシマ」ではなく、「ハヤシ」と書かれています・・。
巻末には京都オフィスに併設している「ミシマ社の本屋さん」についてのレポートが
韓国版のボーナストラック的に掲載されています。
そこには、店長の鳥居がにっこり笑って登場しています。著者の写真はありません・・・。
以下、韓国版に書き下ろした「序文」を掲載いたします。
***************************
『計画と無計画のあいだ』 韓国版序文に寄せて
初めて韓国を訪れたのは、1992年の夏。高校2年の修学旅行のときでした。大阪南港からフェリーに乗り、釜山港へ。そこでお昼ご飯を食べたあと(韓国での人生初食事!)、バスで慶州へ向かい、韓国の新幹線と当時呼ばれた特急電車に乗り換え、ソウルへ入ったのでした。わずか数日の滞在。それも自由行動すら許されない……。それでも、車窓からの景色、食べ物の辛さと勢い、人々の皮膚やら口やらから発せられる圧倒的パワー、すべてが新鮮でした。それはなにも初めての海外だったからだけではないはずです。
めっちゃ面白かった、韓国!
帰国後、友人たちに何度も語ったものです。高校生の僕は、韓国という場にすっかり魅了されたのでした。
その後、大学生のときに一度行ったきりですが、その滞在でさらに韓国が好きになりました。
どうして僕はこんなに韓国に惹かれるのか?
今回、拙著『計画と無計画のあいだ』の韓国版の序文をこうして書いていて、その理由がはたとわかった気がしています。というのは、今から振り返ってみると、まさにあの頃の韓国のもつ空気が「計画と無計画のあいだ」のものだった。そう思うに至ったのです。
何かがすごい勢いで成長するとき、あまり効率性や計画性を優先していては、伸びるものも伸びない。だからといって、社会のルールや「常識」を無視していいわけがない。その「あいだ」で、できるかぎり伸びやかに動いていくーー。その行為を「計画と無計画のあいだ」と称したわけです。当時、すさまじい経済成長を遂げる韓国にそのパワーを感じたのは間違いないでしょう。また、一市民としても、安定だけでなく冒険を好む気質の人々が多いような気もしています(違っていたらごめんなさい)。そんな韓国とそこに住む人たちの力が、「計画と無計画のあいだ」の原初的パワーを僕に与えた、のかもしれません。
ですので、本書が韓国の皆さまに読んでいただけるというのは、特別な喜びです。グローバル化、企業のコングロマリット化などが止まらない昨今ですが、そういう「大きなもの」に押しつぶされることなく、「一人」の人間として生命力が湧出する日々を送る。そのために、本書が少しでもお役に立つことになれば望外の幸せです。
三島邦弘
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明日更新する「ミシマ社の話」で詳しく述べる予定ですが、この一年間を通じて、
「10周年記念イベント」を各地で開催してまいりたく思っております。
(ご希望いただける町や書店さん、ご一報いただけますと嬉しいです!)
現在決まっているイベントを、ここにご紹介いたします。
(1)11月2日19時〜 @福岡
『これからの建築』光嶋裕介さん&大井実さん(ブックスキューブリック)&三島
鼎談「「これからの街」を考えよう〜建築・出版・書店、それぞれの視点から」
(『これからの建築』×『ちゃぶ台vol.2 革命前々夜号』発刊記念イベント)
日 時:2016年11月2日 (水) 19:00開演(18:30開場)
会 場:カフェ&ギャラリー・キューブリック
(ブックスキューブリック箱崎店2F・福岡市東区箱崎1-5-14
JR箱崎駅西口から博多駅方面に徒歩1分)
出 演:光嶋裕介
三島邦弘
大井実
参加費:1800円(1ドリンク付・要予約)
*終演後にサイン会有り
*終演後に出演者を囲んだ懇親会を行います。(軽食・2ドリンク付2000円/要予約)
(2)11月3日15時〜 @熊本・天草
熱烈にお誘いいただき、
アマクサローネというイベントに出ることになりました!
楽しみです〜。
(3)11月19日16時半〜 @岡山
昨年にひきつづきハイコーチャレンジという場でのイベントにお誘いいただきました。
タイトル:「これからの町 〜建築・学問・出版 それぞれの視点から」
『これからの建築』×『ちゃぶ台vol.2 革命前々夜号』発刊記念トーク
内容:昨年好評いただいた『ちゃぶ台』
日時・・・11月19日(土)午後4時半〜
場所・・・旧内山下小学校 体育館
参加費・・前売1500円 当日2000円
*申し込み先は、こちらです!
皆さまにお会いできるのを、心から楽しみにしております!
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JUGEMテーマ:読書
おかげさまで、ミシマ社はこの10月に創業10周年を迎えることができました。
それを記念して、「10周年記念企画」の本を、今後1年かけて発刊してまいります。
ちなみに、「10周年企画」本は、この10年間お世話になった著者の方々による書き下ろし、あるいは、「みんなのミシマガジン」に連載されていたものを加筆・修正したもの、が中心になります。
第一弾は、実はすでに9月に刊行しております。
光嶋裕介著『これからの建築〜スケッチしながら考えた』
今後は、以下のようなタイトルの本が、「10周年記念企画」と帯に表記し、発刊する予定です。
・2016年10月
釈徹宗『お世話され上手』
・2016年11月
三砂ちづる『女たちが、なにか、おかしい 〜おせっかい宣言』
以降、
寄藤文平『レジェンド伝説』
小田嶋隆『上を向いてアルコール』(仮)
平川克美『自己責任論』(仮)
吉田篤弘『京都で考える』・・・etc.
「etc.」は何? と感じられた方々、どうぞご期待くださいませ。
数カ月後、全ラインナップを正式に発表します!
時間をかけ、精魂込めて練り上げた、最高におもしろい本たちばかりです。
一冊一冊、味読いただけましたらこの上なく嬉しいです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
]]>JUGEMテーマ:読書
おかげさまで、この10月にミシマ社は創業10周年を迎えることができました。
これもひとえに、10年にわたって応援いただきました皆さまのおかげです。思いを込めてご執筆いただいた先生方、一冊一冊これ以上ない形に仕上げくださったデザイナーの方々、印刷所の皆さん、校正者の方々、制作にかかわるすべての方々の助けがなければ、一冊入魂の本作りは可能ではありませんでした。その本作りができなければ、「つづける」ことも同時に不可能でした。そうした意味でも、いつも全力で向き合ってくださったおかげで、この日を迎えることができたと思っております。
そして、一冊入魂のもうひとつは、常々申しておりますように、「届ける」という行為にあります。思いをこめて「つくる」だけでは、不十分。ピッチャーがどれだけよくても、打って点を取らなければ野球で勝つことはできません。攻守一体。あるいは、どれほどいい車も乗って走ってもらえなければ、どれほどいい服もタンスにしまわれっぱなしで着てもらえなければ、宝の持ち腐れというものです。
本も同じ。
思いをこめてつくった「一冊」を、本屋さんが受け止めてくださり、読者の皆さんにしっかり届けてくださる。そして読者の皆さんが喜ぶ……。
この循環が生まれたとき初めて、一冊入魂の出版活動は可能となります。
この10年の間、こうした循環を生み出してくださった本屋さん、そして読者の方々には、なんと御礼を申してよいやら、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
10年目の終わりの日、ミシマガジン編集後記に、下記一文を載せました。
本日、ミシマ社は活動まる10年を迎えます。こうしてミシマガを今日も更新することができ、毎月のように本を発刊することができ、その本たちを全国の本屋さんで置いていただいている。今ではそれを当然のように感じているメンバーが社内にもいるかもしれません。けれど、私にとっては、どれひとつをとっても、奇跡のように感じられます、10年前の今日では、夢のようなことばかり。こうして10年活動できましたことに、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。自分たちでは何ひとつとしてやった実感はありませんが、支えていただき、ひっぱっていただいた感触だけは確かにあります。その感覚、触感を日々忘れることなく、11年目を迎えようと思います。本当に、本当に、ありがとうございました。あらためて、これからもよろしくお願い申し上げます。
この奇跡のような日々に感謝を忘れず、初心を忘れることなく、11年目を思いっきり楽しみたいと思います。
「おもしろかった〜」と言ってもらえる本をこれからも出し「つづける」こと、そして届け「つづける」ことをここに誓います。
これからも何卒よろしくお願い申し上げます。
]]>JUGEMテーマ:読書
もうすぐ(来月10月)に、ミシマ社は創業10周年を迎えます。
実は、ひとあしお先に「ミシマ社創業10周年記念企画」と銘打った本を発刊していることにお気づきでしょうか。
先日出たばかりの光嶋裕介著『これからの建築 スケッチしながら考えた』。
本書を、その第一弾として発刊いたしました。
これから1年をかけて、「創業10周年記念企画」本を約10冊刊行する予定です。
(後日、このラインナップを発表します!)
この10年間、さまざまなかたちでお世話になってきた先生方、
その人なしにはミシマ社は存在しえなかったという方々の著作を、
「10周年記念企画」と位置づけます。
もちろん、そのように謳わない本も出ますし、
すべての本において「一冊入魂」なことには変わりありません。
それでもあえて「10周年〜」と謳うのは、理由があります。
それは、以下のようなことを考えたからです。
何十年、あるいは100年以上経った先に「10周年」をふりかえるときがあれば、
誰もが迷いなく見つけることのできる一冊があるほうがいい。
そして、その本は、草創期の10年と当時のミシマ社を支えるものでありたい。
と同時に、これからの100年の指針となるような本であってほしい。
こうした思いのもと「10周年記念企画」を出してまいります。
もちろん、書き下ろしで。
一冊一冊、本当におもしろい本ばかりです。
どうぞ、ご期待くださいませ!
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JUGEMテーマ:読書
あらためて、ミシマ社サポーターを大募集しております。
2013年4月に始まった本制度は、おかげさまで4年目に入っております。
この間、『あわいの力』『街場の戦争論』はじめとするシリーズ「22世紀を生きる」、シリーズ「コーヒーと一冊」、ミシマ社初の雑誌「ちゃぶ台」などを創刊。
いずれも、出版の新しい世界を開くような、おもしろい取り組みです。
と、自分たちも感じていますが、
実際、そのような反響をいただけ(たとえば、先日の毎日新聞の記事)、本当に励みになっています。
こうした試みを形にできているのは、ひとえに、サポーター制があってこそです。
毎月、「みんなのミシマガジン」を紙版として編集し直し、サポーターの皆さんへお送りしているのですが、
その「紙版」での実験と、それに対するサポーターの方々の反応が、先のシリーズへと結実しているわけです。
その意味で、サポーターの方々との共作であると言えます。
このように、毎月、「紙版 みんなのミシマガジン」がサポーターのもとへ届きます。
どんな紙の、どんなデザインの、どんな編集がなされているか。
毎月、編集側の私たちも楽しみにつくっております。
くわえて、2016年度のサポーターのなかでも、ゴールドサポーターになってくださった方々には、
「周防大島のお野菜」 あるいは、「バッキー井上さんの日本一の漬物」が届きます。
お野菜というのは、
鷲田清一先生が「折々のことば」などでご紹介された言葉でも有名な、
「命に近い仕事ほどお金は動かない」、
この言葉を発した周防大島の農家さん宮田さんのお野菜です。
いただくと、素朴な味のなかに、生命そのものがぎゅっと詰まっているように感じます。
宮田さんには、特集でインタビューもさせていただきました。
バッキー井上さんは、いわずとしれた『人生、行きがかりじょう』の著者です。
お野菜、お漬物、ともに、9月の中旬以降、発送いたします。
とりわけ、お野菜は、とれたてのものを届けていただきます!
ぜひぜひ、このタイミングでサポーターになっていただけるとありがたいです。
これまでサポーターをしていただいていた方々も、この機会にゴールドサポーターとして更新いただけるとさらに嬉しいです!
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JUGEMテーマ:読書
是枝裕和監督の『映画を撮りながら考えたこと』は編集しながら、
必ずや、100年後も表現者たちのバイブルとなっているにちがいない。
その確信のもと、400ページを超える大著を制作していました。
(そんなこともあり、ページが増えることも厭わず、細部まで血を通わせ、まさに入魂しきることができました)
おかげさまで、その後、日経新聞(7/31)、朝日新聞(8/7)に著者インタビュー掲載、
読売新聞(7/31)には、朝井リョウさんがすばらしい書評を、
そして本日、産経新聞にも書評(評者・アニメ監督の宮地昌幸氏)が掲載されました。
「創作上の自問自答とでも言おうか。それがめっぽう面白い」
「私は、映画でも小説でも何でも、創作物とは受け手がただの受け手ではいられなくなるようなものであるべきだと思っている。(略)受け手が思わず能動的な行動をとってしまうような作品に触れたいし、そういうものを創りたいと思っている。ただ、忙しい現代人は娯楽に注げる時間が少なく、比例してそのような作品も減少している気がする。私自身、思わずわかりさすさに逃げたくなるときがあるため、決してそうしない著者の誠実な態度はあまりにも輝いて見えた。(略)読後、このように書評を書くという能動的な行動をとった私は、今後何度もこの本を開き、そのたび視界が晴れる思いを抱くのだろう。」(朝井リョウ氏)
その他、雑誌などでの紹介も止まりません。
現時点で、22(!)媒体。
表現活動にかかわる、つまり、生きるという行為を主体的におこなおうとするすべての人たちへ贈る一冊です。
ちなみに、週刊現代のリレー日記では、「就活生にもオススメ」と書かれてました。
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今日の朝日新聞に、「イスラム水着 相次ぐ禁止に物議」という見出しの記事がありました。
「イスラム教徒の女性用の水着「ブルキニ」を禁止する動きが、フランスで相次いでいる。
(略)宗教を誇示するような着衣で、混乱を招きかねない」という自治体の判断だが、人権侵害にあたるとの批判も強い」
という内容です。
つい先日も、日本の「入国管理局が収容中のイスラム教徒の男性に豚肉を提供した」というニュースが流れました。
フランス、日本にかぎらず、こうした誤解や偏見が、現在、散在しているように思います。
いずれ「世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代」、
イスラム教徒にとっての常識を知っておくことは、
私たち市井の人間にとっても、不必要な摩擦や誤解を生まないために必須ではないでしょうか。
寄藤文平さんが描いてくださったかわいい絵のおかげもあって、
女性からの支持も厚い、内藤正典先生の『となりのイスラム』。
本当に、本当に、読んでいただきたいです。
*内藤先生の北海道新聞のインタビューは、こちらです。
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JUGEMテーマ:読書
5年前から始めた「わたしのお店で本屋さん」プロジェクト。
少しずつではありますが、確実に、置いてくださるお店さんが増えてきております。
とりわけ昨年からは、シリーズ「コーヒーと一冊」を創刊し、
新たな本との出会いの可能性が広がったように感じております。
一人でも多くの方々にとって、本と出会う機会が増え、
未来の本好きが増えていくひとつのきっかけになれば、と願ってやみません。
この10月に創業10周年を迎えるにあたり、
この取り組みをいっそう充実させたく、あらためてご案内させていただきます。
◎ご案内
はじめまして、ミシマ社です。
一冊との出会いから世界が広がる−−。
そういう思いから、本屋さんではないお店で、ミシマ社の本を販売用に置いていただく「わたしのお店で本屋さん」プロジェクトを始めることにいたしました。
私たちミシマ社は、2006年10月に創業して以来、「小さな総合出版社」としてジャンルを問わない、「一冊入魂」の出版活動をつづけております。
そんなミシマ社の「一冊」を、貴店のお客様にも届けていただけないでしょうか。
ミシマ社の書籍ラインナップから10冊以上セレクトしていただき、ご展開いただけましたら幸いです。
カフェや雑貨店、古書店、民宿などなど、新刊書店ではない小売店のみなさま、ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。
●概要
○販売場所 :書店ではない(主に個人経営)店舗
○冊数 :ご注文は10冊以上から、ミシマ社本であればどんな組み合わせOKです。
○返品 :返品不可。完全買切でお願いいたします。
○卸正味 :70%(シリーズ「コーヒーと一冊」は60%)
○納品 :2〜5日後のお届け(地域により異なります)。送料は、ミシマ社負担
○精算・支払: 請求書は商品と一緒にお送りさせていただきます。お振込は商品到着から一カ月以内にお願い致します。振込手数料はミシマ社負担。
お問合せ先:
株式会社ミシマ社
自由が丘オフィス(担当:渡辺・池畑)
Tel:03-3724-5616
Fax:03-3724-5618
京都オフィス(担当:鳥居・田渕)
TEL:075-746-3438
FAX:075-746-3439
Email:hatena@mishimasha.com
JUGEMテーマ:読書
もし、まだ読んでいない方がいらっしゃったら、ぜひとも読んでいただきたいです。
後藤正文さんの『何度でもオールライトと歌え』。
内容は、絶妙な阿呆エッセイから、憲法9条まで。
たとえば永江朗さんは、「週刊朝日」(2016/6/14)の「ベストセラー解読」のコーナーでこう書いてくださっています。
「・・身辺雑記もあるけれども、ぼくがグッときたのは、原発問題や改憲・安保問題についても率直に意見を述べているところだ。官邸デモに参加していることについても書いている」
そして、本書よりこの箇所を引用。
<ミュージシャンは音楽だけをやっている、という言葉をよく見かけるのだけれども、政治的なものとそうでないものがパキッとふたつに分かれていると考えるのは間違いだと思う>
(『何度でもオールライトと歌え』 p131「どんな音楽を選んで聴くのかも、どこかで社会に関わっている」より)
「とはいえネット時代、政治的発言をすることへのバッシングもすさまじいようだ。(略)
それでも後藤は、憎悪の言葉に憎悪で返すのではなく、対話を求め続ける。関係を断ち切れば楽なのに、あえて引き受けようとしているのだ。それもまたミュージシャンの仕事であるかのように」
せめて私たちは、その後藤さんの言葉を「読む」「聴く」ことを通して、後藤さんを支えねば。
同じ時代に生きるものとして、しっかりと彼の言葉を受け止めていきたい。
強く強く、そう思います。
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とても嬉しい記事でしたので、引用させていただきます。
「志ある小さな出版社、ミシマ社が初めてつくった雑誌。テーマは「移住」と「就活」。次号は十月刊行の予定。
武道家で哲人の内田樹はじめ、屠畜紀行で著名な内澤旬子氏、『ナチスのキッチン』で話題を呼んだ藤原辰史氏、「菌本位制」でパンをつくる渡邉格氏など、多分野の人が発言する。(略)
自由な知と個性が、既成の圧力をはねのける。刺激的。視界が広くなる。」
]]>
*特別特典として、3月中に新規もしくは2016年度分の更新のお手続きをしていただいた皆さんには、ミシマ社の新刊、井上理津子さんの『関西かくし味』をプレゼントいたします!
*新規の場合
下記項目を、お電話、FAX、メール等にてご連絡くださいませ。(クレジット決済をご利用の場合には、こちらから直接お手続きいただくことも可能です)。
・お名前(フリガナ):
・性別、ご年齢:
・ご住所:
・電話番号:
・FAX番号:
・メールアドレス:
・サポーター種類:通常サポーター(2万円+税) または ゴールドサポーター(3万円+税)
*サポーターの種類の違いについては、こちらをご覧くださいませ。
・お振込み方法:郵便振替 または クレジット決済 どちらかお選びください。
*クレジット決済の場合、下記あるいはこちらから直接お手続きいただけます。
・クレジットの有無:
*ウェブ版の「編集後記」や紙版の「奥付」に、ご希望されるサポーターの方々のクレジットを入れさせていただきます。掲載をご希望される場合には、・お名前をそのまま記載 または ・掲載用のハンドルネーム のいずれかをお知らせください。
FAXご送付先:075-746-3439
E-mail:hatena@mishimasha.com
(件名「ミシマガサポーター申込み」にてお願いいたします。)
TEL:075-746-3438
ご不明な点などございましたら、上記連絡先までご一報くださいませ。
*更新の場合
・郵便振替
更新月の方みなさまに、今月お届けいたします「紙版みんなのミシマガジン 2月号」に郵便振替用紙を同封しています。
振替方法などもあわせて記載しておりますので、用紙をご高覧のうえ、お振替くださいませ。
・クレジット決済
下記URLよりお手続きいただけます。
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