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「おしゃれ手帖」に『服従』を。
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    JUGEMテーマ:読書

    なぜだか「おしゃれ手帖」という雑誌に書評を書くことになりました。
    それで選んだ本というのが、これまたなぜだか、ウエルベックの『服従』。

    uelosha

    少し読みづらいかもしれませんので、最後のところのみ、再掲します。

    「ヨーロッパ人にとって、西欧文明の終わりはここまでリアルなことなのか、ということを痛感した。同時に、けれど西欧にとどまらず、文明そのものが末期にあるのだろう、と感じた。世界中の「問題」の大半は、言語、宗教が誕生して以降生じた男性中心の支配構造、その中でのみ解決しようとしていることで生じている。その枠組みにこそ、この数千年間、人類は「服従」しているのかもしれない。」

    『服従』は、読んでいる間中、ずっと息が苦しくなるような本でした。
    人がこれほどまでに「個人」の枠でのみ、「自分の人生」を求めようとすると、かくも窮屈な人生観しか持てなくなるのか、と痛切せざるをえません。
    また、脅威と感じるイスラムに対しても、これほどまでに偏見でしか見られないのか。
    と思うと、悲しくもなります。
    そうしたヨーロッパが抱える病を知るためにも、この本は一読の価値があると思います。

    なぜこんなふうになったのか。
    そしてその先は?
    という問いを考える際、安田登先生の二冊(『あわいの力』『イナンナの冥界下り』)は、
    本当にオススメであります。
    | | 22:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
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