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『街場の戦争論』を読み返してみる。
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    JUGEMテーマ:読書

     
    昨日、日帰りで東京に行ってきました。
    午前に京都を経ち、お昼ごろ東京に着きました。
    打ち合わせ前にちらりと見たツイートで、「安保法案 強行採決」を知りました。
    それだけは起こらないでくれ、という願いもむなしく・・・。


    夜、自由が丘メンバーと打ち合わせたのち、21時台発ののぞみで京都へ。
    その車中、引き寄せられるように、
    内田樹先生の『街場の戦争論』を読み返しました。
    いったい何度読んだかわからないですが、
    冒頭から襟首を掴まれたような感覚で、引き込まれないではいられませんでした。

    僕たちが今いるのは、二つの戦争つまり「負けた先の戦争」と「これから起こる次の戦争」にはさまれた戦争間期ではないか。これが僕の偽らざる実感です。
    (略)敗戦を日本人は戦後七十年間かけてどう総括したのか、それについての自分なりの回答をださなければならないということをひしひしと感じ始めたのだと僕は思います。
    (略)そんなこと、僕は生まれてから今日まで一度も感じたことがありませんでした。でも、今は感じている。気がつくと毎日戦争のことばかり考えている。
    (略)
    戦争についてもっと知っておきたいと急に思うようになったのは、それを忘れないためではなく、「次の戦争」が接近していることを肌に感じるからでしょう。
    」(まえがき より)

    これを書かれたのは、昨年の夏のことです。そして本書が発刊されたのは、昨年10月。
    あれから一年が経とうしていますが、先生のその感覚が国民全員の「実感」になったと言えるでしょうか。



    日本はなぜ、「戦争のできる国」になろうとしているのか?

    それを知るためには、この問いから始めるしかないと、本書は言います。

    「日本人は戦争に負けることによって何を失ったのか」(p20)

    「失ったことを自覚できなければ、それから後も今も失い続けているものが何かを語ることもできない」(p30)のですから。

    回り道のように見えて、この問いに向き合うことが最短ではないかと思えます。そしてそこから見えてきた「現在の愚行」に対して、本当にすべきことを実行していくこと。

    そのためにも、とにかく、本書を一人でも多くの人たちに読んでほしいです。
    日本をこれ以上悪いほうに向かわせないため、内田先生が並々ならぬ思いで書いてくださった一冊です。
    私たち出版社側も渾身の思いで発刊しました。



    いま、国民ひとりひとりに、真の知力と胆力が求められています。

    これまでの人生で学んだことを総動員して日々を送らねば。
    そして、日々、学ばねば。
    そう、強く、強く思う昨日の帰り道でした。
     
    | この一冊 | 16:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
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