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「ニッポンのジレンマ」出演に関して
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    JUGEMテーマ:読書

    先日(2月22日)深夜、「ニッポンのジレンマ」という番組がありました。
    今回は、出版の特集だったため、私も少しだけ出演しました。
    といっても、まだ観ておりませんが。

    ですので、番組の感想は申し上げようもありません。
    ただ、なぜ出演したのか、についてひとことだけ述べておこうと思います。

    当初、出演自体をお断りしました。
    というのも、「これからの出版メディア」がどうなるか、という問いを考えるのに、テレビメディアが最適だとは思えなかったからです。
    出版には出版の、ラジオにはラジオの、テレビにはテレビの、それぞれのメディアの性質があります。

    なぜ、メディアごとに性質がちがうのか?
    といえば、その媒体形式でないと伝わることのできないものがある、からです。
    つまり、「出版メディアでしか届かないもの」を届けるには、当然ながら、出版メディアで伝えるしかない。
    それを無理して、テレビで伝えようとすると、こぼれ落ちてしまうもののほうが大きくなる。
    そう考えているからです。

    その意味でいうと、「これからの出版メディア」について思うところをしっかりと伝えるには、やはり出版メディアがもっともふさわしいと感じています。
    そして今まさに、先の問いに応える本を、自身で執筆しております。
    その中身は、活字でないと届かないものだと、思っていますし、そう信じています。
    そういう思いから出演をお断りしました。

    けれど、ディレクターの方とお話しているなかで、上記のようなことにも理解を示してくださいました。
    それと、京都での取り組みとして、「みんなのミシマガジン」の話もしてほしいと言っていただきました。
    ご存じの方も多いかと思いますが、昨年4月より「みんなのミシマガジン」は、サポーターの方々と共同で運営しております。
    サポーターの方のお力添えで、日々、更新することができ、世界中の方々がフリーで読むことのできる「ウェブ雑誌」を実現できています。
    そうである以上、この雑誌の編集長として、ミシマガが一人でも多くの方々に読んでもらえることが、何よりの恩返しだと考えています。

    テレビを通してミシマガを知るきっかけになり、ミシマガの読者が増えればいいなあ。
    そうして、サポーターの方とともに喜びあいたいなぁ。
    それに今回のディレクターの方であれば、出版メディアの本質を理解したうえで編集してくれるだろう。
    そう思い直し、京都オフィスでのVTR撮影という形で、お引き受けしたのでした。

    結果的によかったのか、そうでなかったのかは、よくわかりません。
    ただ、このような思いで出演したことだけは確かです。
    出版メディアは、きわめてパーソナルでローカルなメディアです(ミシマガの運営はその象徴的な形です)。
    その立ち位置をくずすことなく、
    出版メディアの可能性をもっともっと追求していきたいと思っています。
     
    | 出版 | 13:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
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