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『善き書店員』は、傑作です。
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    JUGEMテーマ:読書

    木村俊介さんの『善き書店員』が、明日(13日)発売になります。

    6人の書店員さんへロングインタビューした一冊です。

    ただし、通常のインタビュー本とちがい、書き手である木村さんの声は出てきません。
    書き手が完全に消える形で、書店員さんの「声」がひたすら続きます。
    読み進めるうちに、やがてその声は、読んでいる人のすぐそこで語られているような錯覚をおぼえはじめます。
    それは、エッセンスだけを集めたインタビュー集やショートインタビューでは決して聞くことのできなかった「ほんとうの声」が、記録されているからです。

    ご登場いただいた6人の書店員さんは、こういう方々です。

    ・佐藤純子さん/ジュンク堂書店仙台ロフト店
    ・小山貴之さん/東京堂書店神田神保町店
    ・堀部篤史さん/京都・恵文社一乗寺店
    ・藤森真琴さん/広島・廣文館金座街本店
    ・長健一さん/熊本・長崎書店
    ・高頭佐和子さん/丸善・丸の内本店
                       (*所属店名はインタビュー当時)

    木村さんは、これまで500人を超える方々、それもさまざまな職業の方々にロングインタビューを敢行されてます。
    今回、6人の方々へのインタビューを経て、その木村さんから出てきた言葉が、タイトルにもある「善き」でした。
    このひとことにこそ、木村氏が本ノンフィクションの書き手たる所以が凝縮しています。
    インタビュアーとして徹底的に存在を消すスタイルをとった木村氏、
    その木村氏がほとんど唯一、「作家性」を見せたのが、このタイトルだったともいえます。
    何人もつけえない、この「善き」という形容詞をもってくる。
    ただそれだけで、本書の書き手がほかにはありえないことを証明しているのです。

    その意味でも、とてつもなくすごいノンフィクションが誕生したことを実感しています。

    とはいえ、新しいノンフィクションとしてだけでなく、一冊の読み物として、とても面白い本になっています。

    この時代を必死に生きる全ての人たちの声を代弁した、
    小売業の現場で働く人たちの「本当の声」。
    耳を傾けずにはいられない同時代の声を、ぞんぶんに聴いてください。

    必ず「よかったぁ」と言っていただけます。必ず。

     yokisyotenincover

    明日(11月13日)、全国の書店さんで発売されます。
    ぜひともよろしくお願いいたします。
    | この一冊 | 16:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
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