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「大学生」であるということ
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    JUGEMテーマ:読書


    ある既知の大学生から原稿執筆をうけました。
    テーマは、「いま大学で学ぶ人々へ」。
    母校でもある京大が、教養学部を改変するなど、大きく揺らいでいる。その渦中にいる学生さんも、当初、大いに戸惑ったそうです しかし、「この揺らぎをきっかけとして、私たち学生は初めて、「大学で学ぶとはどういうことか」「教養教育とは何か」といった、自分たちが所属する大学や教養教育について真剣に向き合い考える機会を得たのだと考え」ることにした。
    そして、実際にいろんな方々に執筆を依頼し、それを受け、大学生たちの本音を盛り込んだ本をつくることにしたそうです(ナカニシヤ出版さんから出る予定)。


    そうした流れで、私にも執筆の依頼が来たわけです。
    依頼してくれた学生さんは、拙著『計画と無計画のあいだ』を読み、それまで決定的に何かが欠けていると思っていた自身の転機になった、それは「熱量」だった、と言ってました。
    果たして、彼の期待に応えられたか定かではありませんが、ざざっと書いた第一稿をそのまま下記に貼りつけます。


    ◎「大学生」であるということ


     

    近頃の大学生はとってもいい――。

    これが僕の偽らざる感想です。ときどき僕たちの会社に学生さんたちがお手伝いに来てくれるのですが、みんな、いきいきとして、のびやかで、とってもいい。何がいいかというと、接していて気持ちが「いい」のです。ちなみに、僕は200610月に単身出版社を立ち上げ、現在は7名のメンバーと東京・自由が丘と京都の二拠点で「小さな総合出版社」として活動しています。倒産軒数が起業数の10倍を超える業界(当時)において、わが社には歴史も資産も経験もありません。あるのは、自分の愛してやまない本というものに最大限の想いを込め、熱量そのままに読者に届けるという、愚直なまでの決意だけ。そんな会社に集まってくれる学生さんたちは、現代においては少数派に属するのかもしれません。が、彼ら・彼女らこそが、真に「大学生」だと僕は思うのです。

    ひとことでいえば「社会化」していない。「就活」の言葉に代表されるような画一的な競争に決して最適化しておらず、大勢に流されることを良しとしない。そのために生じる葛藤の中に自らの身を置いている。その勇気と胆力が備わっている。だからこそ、気持ちが「いい」と僕には感じられるのでしょう。

    社会のこと、テクニカルなことは社会に出てから見につければいい。

    大切なのは、どういう環境においても、自分が大切だと思うことを貫くこと。それを実現させるには、易々とは屈しないこと、感度を下げないこと。たとえ一度や二度、屈しそうになっても、それを時代や環境のせいにしないこと。そうできるだけの「しなやかさ」を併せもつこと……。

    社会も時代も絶えず変化しつづけます。だけど、本質は、表面がどれほど変化しても変わりません。そのことを全身で感知している学生たちが、社会に出てからも、その感性を伸びやかに発揮していくことを願ってやみません。そのためにも、僕は出版という活動を通して、社会の「頭」を柔軟にしていかねばと思っています。

     

     

    *最後の一文はカットしていいのですが、自身の決意のため入れています。
    | 思いついたこと | 15:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
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