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奇跡のような一冊『フェルメール 光の王国』
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    フェルメール、スピノザ、アインシュタイン――。
    歴史の教科書に出てくるこの三人を結びつけるものは一体なに?

    即答できた方がいれば、ただただ脱帽です。
    私など本書を読むまでまったく知りませんでした。
    フェルメールとスピノザが同じオランダ生まれの同じ年生まれだなんて。
    そして、「神を信じるか?」と訊かれたアインシュタインが「スピノザの神だけは信じる」と言ってたなんてこと。

    一見、無関係に思える事象や人物、つまり、点としてのみ存在していたもの同士が結びつく。そこに一本の線が引かれる。すると、もうそれ以降は、それが当初から引かれていたかのような線として存在しだす。
    福岡伸一先生の新刊『フェルメール 光の王国』を読んでいると、点でしかなかったものが線になり、その線の端とある点とが結ばれあらたな線になる。そうした発見が繰り返される。そして、その発見を、先生の目を通して追体験できる一冊になっている。
    読書中、なんどか松本清張の推理小説を読んでいるような興奮と錯覚をおぼえました。
    もちろん、これは小説ではありません。いわゆるミステリーと呼ばれるものでもありません。
    フェルメール絵画という題材を扱った評論であり、ノンフィクションです。
    それでいて、清張ばりの興奮なしに読み進めることはない。

    そういう意味で、奇跡のような一冊だとぼくは思いました。

    これまでフェルメールに興味のなかった方も楽しめます。フェルメール絵画入門としても白眉といえる一冊です。
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