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未来へ。
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    昨日のメールマガジンに掲載しました、ご挨拶文をそのままこちらに再掲いたします。ミシマ社の思いを簡単にまとめたものです。





    東日本大震災で被災された皆さまへ、心からお見舞い申し上げます。

    ****


    「阪神淡路大震災で故郷が破壊されたとき、未来に対する私のモラトリアム的思考は揺さぶられた。明日さえわからないのに未来など考えられないとう そぶくのではなく、明日生きることをまず考える、その積み重ねが未来をつくると知った。未来は、私という個体の死をやすやすと超えていく。なら ば、せめてこの世に生を受けた奇跡を大切にしたい。自分ができることをするだけだと思った」

    未来への周遊券』の最初の手紙に、最相葉月さんがお書きになったことばです。最相さんのお手紙に対して、瀬名秀明さんがお返事として書かれた文 がこれです。

    「突然の災害や病気や死は、人が夢見ていた未来を容赦なく変える。・・・未来は予測できない。だが運命への平静さと勇気と知恵を持ちたいと願い、 生きるその工夫は、私という個体が未来のために今できることなのかもしれない」


    お二人のこのやりとりは、昨年2月の発刊当時からずっと心から離れませんでした。ですが、あのとき、今ほどこのことばの重みを感じること はできていなかったように思います。
    何度も何度も読み、ずっと忘れずにいたい言葉。
    日本中の方々と共有したいと思い、往復書簡から引用させていただきました。


    瀬名さんは、今も仙台から、「運命への平静さと勇気と知恵」をもって、筆をとっていらっしゃいます


    私たちも、今を全力で生きることを誓います。
    そして必ず、被災地の皆さまが喜んでいただけるような出版活動をしてまいります。

    そのひとつのきっかけになればと思い、地震を機に一時的に、ミシマ社を全社ごと移転した京都府城陽市で(現在は、東京と城陽の二カ所で運営しています)、「寺子屋ミシマ社」を開催します。
    近い将来、東京一極集中から、日本各地で「小さなメディア」が中心となって活躍する時代が来ると思います。
    そのために必要な動きは、こういうことだと考えています。
    地域と市民とが支える、パブリックな「メディア」づくり。いってみれば、Jリーグ・モデルのような出版活動です(弊社では、以前から「出版100年構想」を掲げております)。

    そういう将来像を描きつつ、今自分たちにできることとして、「寺子屋ミシマ社」を通じての「出版とはあまり無縁だった地での出版づくり」をめざし ます。
    (寺子屋ミシマ社 の詳細はこちらをご覧くださいませ)

    温かい場にしたいと思います。
    ぜひお集まりいただければ幸いです。

    「未来へ」

    しずかな声で呼びかけたいと思います。

    ミシマ社代表 三島邦弘
    | 会社 | 09:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
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