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行動する出版社でありつづけます。
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    いつも行動が先にあります。意味はいつだって後。
    会社をつくったときもそうでした。
    「出版社をつくるんだ!」
    その思いは、衝動としかいえないもので、「そうしなければならない」絶対的な指令として自分を内から突き動かしました。

    3月16日の未明、京都へと突然移動した行為も同様です。
    15日の夕刻、「自宅待機」を決めてから数時間後には、社員全員に「明日の早朝、京都へ行くから荷造りを」という連絡を入れていました。
    なぜ? どうしてこんなに急に?
    社員のなかにもそういう疑問を抱くものがいました。当然です。
    あまりに全てが唐突だったのですから。
    けど、自分にとってはそれは「必然」であり「そうしなければいけない」激しい衝動に駆られていました。
    もちろん、意味はわからないままに。

    あれから二週間がたった今も、まだ意味を見出すのは早い気がしています。
    ただ、おぼろげながらに見えてきたこともあります。

    それはひとことでいえば、「新しい社会」へ向けての不可欠の一歩だった。
    そういうことではないかという気がし始めています。

    地震が起きてからの数日、映像で見る被災地の状況に、心が折れんばかりの時間をすごしていました。ただただ自身の無力感に苛まれていました。

    その時間に耐えられなかった。
    というのも、もちろん理由としてあるはずです。
    ただ、そこには個人的な理由とともに、ミシマ社を立ち上げた者として、公的な理由も多少はあったろうと思います。
    この出版社をなんとか世の中で役立たせたい、そうした創業の思いが、このときも皆無であったはずはないですから。

    おそらく、復興が進むなかで、いずれメディアが果たす役割が大きくなるでしょう。そのとき、自分たちが来るべき社会にふさわしいメディアでいることができるかどうか。

    大量消費、大量廃棄を前提とした生産モデルとはちがう社会。
    「非効率」を許容する会社を前提とした社会。

    そうした社会がいずれできたとき、そうした社会にふさわしい出版社であらねばならない。
    というよりも実際には、そうした社会になっていくための行動を、日々とっていかねばならない。
    いま、強烈にそうした思いを抱いています。

    この瞬間も、被災地の方々は苦難に直面しておられます。
    そのことに無自覚であってはならないと思います。
    ただし、直接的にはぼくたちは無力でもあることも事実です。

    そうしたぼくらにできることは、新しい社会のメディアに向けた一歩一歩を確実に歩んでいくこと。それに尽きるのではないか。そう感じています。

    その第一歩が、本日より正式にスタートします。
    ミシマ社・京都オフィス。
    偶然、受け入れてくださった城陽という町で、そのままメンバー二人が残ることになり、思いがけず出版社を運営することになりました。
    (15日夜、京都に移動したときにはまったく考えていなかった展開です。)

    出版社のない地・京都の城陽市でのスタート。ここに、もしかすると「意味」はあるのかもしれません(それはまだわかりません)。

    ともあれ、大越、窪田の城陽・常駐組とともに、東京オフィスのメンバーも、同じ方向を向いて、日々の活動にとりくんでまいります。

    目の前は、まだ道なき道。
    その道を道にしていく。

    強い意志と信念をもって、行動しつづけようと思います。
    意味はそのあとついてくる。そう信じて。

    いまは行動最優先でいきます。


    これからも、ミシマ社を何卒よろしくお願い申し上げます。
    | 会社 | 10:55 | comments(1) | trackbacks(0) |
    コメント
    涙が出ました。
    | | 2011/04/17 12:23 AM |
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