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「災害がほんとうに襲った時」
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    最相葉月さんが、下記のようなサイトを立ち上げられました。


    東北関東大震災下で働く医療関係者の皆様へ
    ――阪神大震災のとき精神科医は何を考え、どのように行動したか 


    中井久夫先生の「災害がほんとうに襲った時」の電子データが無償頒布されることになりました。
    一人でも多くの方々にご高覧いただければ幸いです。


    「援助者もまた被災者であるときに何が起こるのか、役割分担はどうするのか、ボランティアには何が期待されているのか、医薬品が足りないと患者に何が起こるのか、といった急性期ならでは逼迫した問題に、神戸大学医学部精神科とその応援に全国から集まった医師や看護師らがいかに対処したかが描かれています。

    一気に読み終え、やはりこれはかけがえのない記録であるとその意義を再認識しました。そして、編者である中井久夫氏の手記「災害がほんとうに襲った時」を被災地で連日救援活動に当たられている医師や看護師、カウンセラーら病院関係者、その後方支援にあたられている方々、またこれから支援を考えておられる方々になんとか届けられないものだろうかと思いました。

    当時神戸大学教授だった中井氏は精神科救急の司令塔として、被災したスタッフや全国からやってくるボランティアの調整役を果たされました。このときの活動がきっかけとなり、PTSDや心のケアへの関心が高まり、兵庫県こころのケアセンターが設立され、中井氏が初代所長に就任されたことはすでにご存知の方も多いかと存じます。

    もちろん阪神大震災と東北関東大震災では、災害の種類も規模も物流の状況も違います。直後から物資やボランティアの人々が近県を経由してやってきた阪神大震災の経験をそのまま当てはめることはできないと思います。

    しかしながら、ここには想定外の災害に初めて見舞われた一人の医師の逡巡、苦しみ、気づきがあります。災害の種類や時代を超えた普遍的なメッセージがあります。

    今こそ読まれるべきではないかとの想いを強くした私は、まことに僭越と思いつつ無償配布のご提案を中井氏にいたしましたところ、「かまいません」と瞬時にご快諾いただきました。版元のみすず書房の担当編集者である守田省吾氏のご協力も得て、ここに公開させていただきます。一人でも多くの皆様に届きますよう、心当たりの方がおられましたらご案内いただけると幸いです。今、困難な任務に就いておられる皆様を心より応援いたしております。(2011年3月20日最相葉月) 」
    | この一冊 | 09:53 | comments(2) | trackbacks(0) |
    コメント
    今日、朝日新聞で紹介されており検索してこちらにきました。私のブログでも紹介させていただきます。ありがとうございました。
    | redsunflower | 2011/03/24 12:18 PM |
    阪神大震災のとき、神戸市東灘区で被災しました。現在は、川崎市に住み、東京で働いています。
    会社の同僚に「このあいだの"東京"の地震と、神戸の地震と、どっちがすごかった?」と聞かれ、返す言葉がありませんでした。
    あの体験は何だったのか、東北の人たち動物たちに、自分は何ができるのか、ずっと考えています。
    | taka-p | 2011/03/24 2:02 PM |
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