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僕らの仕事に未来はある。
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    出版という仕事をはじめてから、
    しょっちゅう耳にしてきた言葉があります。

    「出版不況だからぁ」
    「こういう状況だから、この業界は」

    いくぶんため息まじりに、こうした言葉を吐くおじさんたちを
    少なからず目にしてきました。
    自分が出版社を立ち上げるときは、
    毎日のように聞かされたものです。

    「こんな時期に出版社なんて」
    「斜陽産業だよ、どうみても」
    「無茶な!」

    こうした言葉の裏には、
    「出版には未来がない」
    という諦めに似た前提が混じっているようでした。
    けれど、僕の中では、
    新人のときも、会社を立ち上げるときも、現在も、
    一貫して「そうなんですか?」という思いがあります。

    というのも、そもそも、「出版不況」と言われる時代に、
    「出版」といわれる仕事を携わった身にとっては、
    最初から「こんなもの」なのです。
    不況も好況もない。
    はじめっから、出版という仕事は、
    そんなに楽じゃないけれど、
    やりがいのある楽しい仕事、なわけです。

    「出版のいい時代」の恩恵を蒙ったことがないわけですから。
    それが、どんなものだったか、
    どれほどいいものなのか、はそもそも想像もつかないですし、
    さして魅力的なことにも思えません。
    もともと、こんなもんとしか思いようがない。

    よくも悪くもない。
    ただ、この仕事が好き。

    出版を始めてから、
    たしかにこの業界を嘆く人たちが存在するのを感じてきました。
    けれど、それ以上に
    感じてきたことがあります。

    それは、
    「この仕事が好き」
    「本が好き」
    っていう人の数のほうがずーっと多い、ということです。

    だからこそ、やるべきことは、
    今の現状をちょっとでも前に向けること。
    それだけだと思います。

    「未来は暗い」と嘆く人がいる一方で、
    この仕事を、毎日少しずつでも、よくしていく。

    その意思があるかぎり――

    僕らの仕事に未来はある。

    これは、「絶対」だと思います。
    | 出版 | 19:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
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