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集まれ!神陵ヨットクラブ
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    風吹かば 風吹くまま
    波立たば 波立つままに
    そぞろヨットのはかなさを知る
    叡山三千尺 
    琵琶湖のほとり
    転地の恵み豊かなる
    これぞわが神陵の地なり
    いざ歌わんかな 琵琶湖周航の歌

    ein twei trei

    ♪ われは海の子 さすらいの〜 


    こうして「琵琶湖周航の歌」を歌い始める。
    もう、100年くらいずっとそうしているのだ。

    昨日は、神陵ヨットクラブ創設50周年のOB会に出席するため
    日帰りで滋賀へ。


    ちなみに、「琵琶湖周航の歌」は、三校ボート部にいた小口太郎さんが
    つくった名歌である。その後、三校ボート部が三校ヨットジュニア組織になり、昭和34年に僕たちが所属した神陵ヨットクラブへと名称を変えた。その間、ずっと「琵琶湖周航の歌」は引き継がれた。「琵琶湖周航」という行事とともに。

    僕はそのクラブで大学の数年間をすごした。
    毎夏(ちょうどこの時期)、一週間かけて琵琶湖をヨットで回った。
    基本は野宿。火をおこし、自炊しながら真夏の一週間をすごした。

    sinryo
    木造艇庫は文化財級。先生方、OBのがんばりで立て壊しを免れた。


    昨日は、昭和33年大学入学の大先輩から、最年少は私たちの代まで、21名が集まった(残念ながら僕たちより下の代は不参加。若い人は忙しいのだ)。
    平成7年入学の僕らと数年上までの先輩から上は、平成元年入学のKさんを除き、昭和50年前後入学が3名、あとは昭和40年代、30年代の方々ばかり。じつに「世代の二極化」した会となった。

    自己紹介のときも、若い人たち(僕ら)は、「今と未来」を語り、
    先輩方は、「過去と今」を語られた(なにせ大半は定年されていらっしゃる)。

    こんなに年齢を超えた間柄であっても、ヨットという共通の話題がある。
    そして、先輩方が語る「神陵ヨットクラブ」は、僕たちが体験した湖上の時間とつながるキラキラしたものだった。
    最後には、一同、肩を組み、「琵琶湖周航の歌」を歌った。
    こんな大先輩方と肩を組み、合唱するのは、もちろん初めてのこと。
    僕たちが、学生時代にああいう貴重な時間を送れたのも、こうした先輩方が一度も琵琶湖周航の行事を絶やさず行い、事あるごとに「周航の歌」を歌ってこられたからだ。
    この不思議な空間に身をおく幸せにしばし浸った。

    歌は最後、こういう言葉で締めくくられる。

    「語れわが友 熱き心 
    語れわが友 あつーきこーこーろ」

    何十回、何百回と歌った周航の歌だが、大先輩方と「語る」今回は格別なものがあった。じんと来た。

    だけど。

    この伝統ある神陵ヨットクラブは、現在危機に立っている。
    現役の学生が3名しかいないという。そのため、「周航」の行事さえ行うことができなくなっている。
    三校ボート部時代から続く、100年ほどの行事がここで途絶えようとしているのだ。

    なんとも悲しい。。

    その遠因はというと、僕たちの代(というか僕)にあった、そのことに遅まきながら昨日気づいた。
    というのも、「少数時代」と「適数時代」の両方を知っている最後の世代が僕らなのだ。

    僕らの一つ前の代はわずか3人。当時、「これから」が不安視されていた。幸い、僕らの代にとりあえずは7、8人入ったため、廃部の危機は免れた。当然、そのころの先輩方がいかに新人勧誘に大変苦労されていたか、その姿を知っている。それだけに、自分たちが現役のときは、「過剰な熱量」で新人募集に精を出し、毎年それなりの人数が入ってくれた。
    だが。
    実はその時点で、僕は致命的なミスをおかしていた。「新人を募集すること」の大変さ、それを怠ることで生じる危機の度合いについて、伝承することを怠っていたのだ。目の前の入部しか目に見えていなかった。
    伝統を継承するというのは、その世界で行われる技術やら行事の楽しさやらとともに、過去に体感したはずの「苦しさ」もセットでなければいけない。
    それが表裏一体となって伝わらなければ、真に継承されたとはいえないのだ。
    その結果、僕らが卒業したあとの世代は、「過剰な熱量」をもって新人募集に精を出す、ということをしなくなり、人は減少していった(本当かどうかはわからないけど)。

    この「過剰な熱量でもってやらなければ人は集まらない」ということは、ヨットで足を引っ張ることが多かった僕が、行事担当として伝えなければいけないミッションだった・・。

    そのツケが今になって出てきたのではないか。

    そう深く反省した。
    というわけで、
    神陵ヨットクラブの素晴らしい営みを絶やさぬため、
    ぜひとも、このクラブに入部いただきたいと思っております。


    関西在住の大学生の皆さんへ(大学は不問です)


    ヨットをやりましょう。
    週末は琵琶湖に行きましょう。
    資格やら就職活動やらバイトやら海外旅行やら遊びやら、そうした日本中の大学生なら「誰もが」やることなんかより、ずっと楽しい時間が待っています。
    古き良きものに新しい命を吹き込む。
    これは、大変だけど大変にやりがいのある、かけがえのない行為です。

    ぜひ、神陵ヨットクラブへ。

    湖上で風と一体となりましょう!
    そして、熱き心を語り合いましょう!
    生涯の友ととにも。


    ご関心のある方はこちらまで。関西のメンバーをご紹介します。
    件名:ヨットクラブ 
    hatena@mishimasha.com
    | イベント | 14:29 | comments(2) | trackbacks(0) |
    コメント
    神陵OBです。S52入学かな。今も毎週琵琶湖に通ってます。モスという飛ぶディンギーに乗ってます。息子が来年京大に入る予定(?!)です。
     私は理学部でしたが、息子は法学部。ヨットは5年生の時に一人で乗ってました。 南湖は藻が多すぎて神陵だけの死活問題ではなくなってきました。 何かの折に語らいたいですね。今リブレで活動しています。

    http://www.rivre.co.jp/cgi-bin/sail_bbs/sail_bbs.cgi?
    | 岩崎 孝 | 2010/10/17 9:37 PM |
    神陵OB S49入学です。 同期の仲間は、9名で 各地域・分野で活躍しています。 しかし全員還暦は超えており、「老兵は死なず 消えさるのみ」でしょうか?
    こんな我々ですが、来年(2017年)3月11日に一泊二日で京都駅に集合し、クラブの艇庫にも行く予定になってます。
    グーグルアースで拝見すると隔世の感がしますが、神陵魂(古語?)と石碑が残っていることを信じています。
    | 竹島 恵一 | 2016/10/31 8:44 PM |
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